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1日目レイク・ステージもラスト。やったぜペンパルズ! 19:15
8/1 21:15 UP

いよいよレイク・ステージも今日ラストのアクトです。皆さん、疲れていませんか? 疲れたら、頑張りすぎないように……。

陽はすっかり暮れて、夜。雨はすっかりあがっていて、何か会場はほっとした雰囲気。そんな中、ステージの転換が終わったなりDJが登場し、回し続けるのはビースティで会場の雰囲気は少しずつ熱くなる。そしてブースの垂れ幕には「DO THE FES/ ACROSS THE UNIVERSE AND PEACE /PENPALS」。そうだ、ビースティーももともとはビキビキのパンクロック・バンドだったんだよな、などと考えていると、スクラッチが激しくなっていく。そうすると、メンバーがひとりずつ登場して、ターンテーブルに音を重ねていく。Vo&Gの林以外の3人のメンバーがステージに登場して、ほとんどインプロビゼーション状態になったところで林が登場。メンバーが4人になって初のロック・イン・ジャパン・フェスのペンパルズに大歓声! そして1曲目は“MORE FUN?”! ステージからほとばしりまくりのハピネスをもっと味わいたいと、お客さんは続々集合。そんなお客さんに応えるかのような、のんびりラウドなハッピー・チューンの連発。“君を見てた”、そして“OKINAWA GO ROUND”。でも“OKINAWA~”はゆったりモードから突如ハイ・ギアにチェンジ。これが気持ちいい! 曲終盤「オイ! オイ! オイ!」の大コールも文句ナシ!
そしてMC。「知ってると思うけど、入った」。新メンバーのベーシスト平井義人をそんな風にあっさりと、ぼそっと紹介する林のMCに笑いが起こる。でも林はちゃんと盛り上げる。「そんな義人にもう一度拍手を!」。そして大拍手。
続いてはハッピー・チューン・モードからパンキッシュに攻めまくる大盛り上がり大会の開始! 彼らのキャリア中最もハードなアルバムと言える『RIGHT NOW』から“I WANNA KNOW”。そしてそのハードさとアメリカン・ポップ感が融合し、“ペンパルズ節”を打ち立てたアルバム『PAST LAST SUMMER』より“DAYS GONE BY”(バック・コーラスが分厚くて気持ち良過ぎ!)、そして“NO ROCK’N’ROLL RADIO”(「♪オーオーオーオオー」のメロディック・パンク・コーラスがキマるキマる!)。そして、舞台袖からしばしば登場するスタッフは見事な海パン姿だあ!
林が言う。「今の俺たちのテーマは『ダンス&ピース』だから」。そして初披露の新曲“DANCE”。ターンテーブルが再び参加し、ペンパルズのロックにレゲエテイストがぴったりとはりついた、テーマ通り、タイトル通りの踊れるピースフル・ソング。「僕ら朝まで踊ろう」というサビが心にしっかりと残った。続く“ALL FUN OF KIDS”もそう。会場にいるみんなが、本当に自由に、それぞれのやり方で、楽しそうに踊っている。今の林は、この光景が描きたくてしょうがないんだろう。
そしてその光景は終わらない。“ROCK THE SUN”、“LIFE ON THE WAY”。熱いロックに大らかな歌い回しが心に沁みる。そこから感じ取れるのは、「のんびり疾走して生きて行こうぜ」っていうメッセージだ。そして、おちゃらけているように見えて、その実様々な試行錯誤と悪戦苦闘を繰り返してきたバンドならではの、会場をぐいぐい引っ張る堂々たる佇まいが、そのメッセージを裏打ちする。ことに林の存在感の大きさは凄い。もはや一級のエンターテイナーだ。「恋しようぜ!」というMCで曲が始まる。そう本編ラストは“BOYS&GIRLS”! 本当に感動的だった。ステージ上の4人が映える。そしてPAトラブルを大歓声で消してくれるボーイズ&ガールズが映える。

アンコールは、新曲“BELIEVE”でスタート。本編で披露された新曲“DANCE”に込められた思いがロック・ビートに乗って疾走するような曲で、お客さんも、そのメッセージとビート感をきっちり正面から受け止めて盛り上がる。アンコール中に花火が上がった。僕にとってはペンパルズの見事なアクトを祝福してやまない花火だった。この場にいたみんなにとってもそうだっただろう。ペンパルズは、レイク・ステージの1日目の最後を、最高の形で締めてくれたのだ。ペンパルズ、そしてレイクに集合してくれた皆さん、本当にありがとう!

そして、皆さんにお知らせとお詫びです。今日のレイク・ステージで銀杏BOYZのアクト以降、PAトラブルが頻発してアーティストと参加者の皆様にご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。これは我々主催者側の機材トラブルです。現在、全力で復旧作業にあたっております。

これにてレイク・ステージの今日のレポートは終了。明日もよろしくです。そして明日会場にいらっしゃる皆さん、無理のないように、楽しく盛り上がろう!(柳憲一郎)
夕ごはんどきのレイク・ステージも賑やか。

帽子の似合っていたお二人。
お疲れ様でした!