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さぁ、さぁ、さぁ、さぁ、始まりますよ、グラス・ステージを埋め尽くす3万人のキッシーズたちよ!彼らのステージを本日のハイライトに位置付けている人もいるのではないだろうか。175Rで暖まりきったグラス・ステージは開演前にも関わらず、彼らの登場を待つにふさわしい盛りあがり方を見せている。「本日は一発夜露死苦!」と周りを煽る学ラン&リーゼントのコア・キッシーズがそこここにいるのだ。これで盛りあがらないわけがない。
太陽が傾き始め、これ以上ない放課後的雰囲気が漂い始めたとき、ついにあの6人が「BE MY BABY」のリズムに乗って参上!上がる、上がる、これでもかと拳が上がる!「気合い(押忍!)気合い(押忍!)」という反則的な掛け合いで会場爆発必至の“アンドロメダの先輩”からスタート。すごい拳の大波。その勢いのまま“ゴッド・スピード・ユー!”に突入!お客さんのそれぞれが目いっぱいこの場を楽しんでいることが伝わってくる。その解放感がどんどん周りに伝播し、その最高の相乗効果がバンドにも伝わっていく。そして「みんなここ(胸を指差す)に持ってんだろ?」という熱いMCから“鉄のハート”へ!≪ヨォ!フレンズ!昔の仲間で今夜ココに集まろう≫というこの曲のセンチメントと夕陽があいまって、僕はもう感涙寸前である。お次は“恋人”。ということは……。きたっー!!網走JJ.の3人!星条旗のタンクトップ、超ショートパンツで、翔やん、光と共にハンパじゃないテンションで踊りまくる。最高。「今、この場でだけお前らと両想いだって勘違いさせてくれねぇか?ここはGIG会場なんかじゃねぇ、ここは俺の家のベッドだぜ!」という翔やん節炸裂のMCを挟んで“キラ キラ!”、新曲、その名も“族”を連発。会場のボルテージはもう最高潮、これ以上はもう無理…という放心状態のオーディエンスにこれでもかと“One Night Carnival”を投下!もちろんグラス・ステージは本日最高震度を記録!ラストは“スウィンギン・ニッポン”。これでもかと流れる心地良い汗と最高の笑顔を残して彼らは颯爽とステージを去った。圧倒的だった。バンドを含めた誰もがこの時間この場を思いきり楽しんだ。これぞフェスだ。「お前らに、この空に、この山に、この海に……恋しているのさ!」という“One Night Carnival”中での翔やんのセリフをそのまま6人に返したくなるようなステージだった。(小柳大輔)

1. アンドロメダの先輩
2. ゴッド・スピード・ユー!
3. 鉄のハート
4. 恋人
5. キラ キラ!
6. 族
7. One Night Carnival
8. スウィンギン・ニッポン