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  ABBAの“ダンシング・クイーン”のSEとともに登場したHAWAIIAN6の3人。初のGRASS STAGEに、気合十分の表情だ。人気曲“MAGIC”でスタート。甘酸っぱいメロディと、ゴリゴリのアンサンブルが、GRASS STAGEを駆け巡る。瞬間沸騰のGRASS STAGE。畳み掛けるように、アッパー・チューンを連打。初のGRASSにも、まったく気負いなく、いつもどおりの余裕な雰囲気だ。今年結成10周年はダテじゃない。ドラムのHATANOのMCも、いつものように飄々と挑発的、そして熱い。「音楽で戦う反戦の歌“A CROSS OF SADNESS”!」。曲に込められたでっかいメッセージが胸を打つ。終盤は、おととい偶然会ったファンに「ROCK IN JAPANには行かないが、あの曲をやってほしい」と言われたという“RAINBOW,RAINBOW”、さらに“ETERNAL WISH,TWINKLE STAR”でたたみかけるように終了! グッド・メロディに貫かれた珠玉のメロディック・パンクと、HAWAIIAN6ならではの反骨精神が、GRASS STAGEという広大なフィールドに思いっきり投下され、胸をズドンと打ち抜かれた。(小松香里)