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去年PARK STAGEのヘッドライナーだったNorthern19が、今年はSOUND OF FORESTのトップバッターに! 開演予定時間をまわると、フィールドから熱狂的なハンドクラップが起こる。そこに、大きく両手を挙げた笠原(G・Vo)を先頭に3人が登場。井村(B・Vo)が、もっともっとと言わんばかりに煽る。まずは全員で大きく音をかき鳴らすと、“MORATORIUM”がスタート。そのまま馬場(Dr)が叩き続ける中、笠原が「ありがとう、めちゃめちゃみんなに会いたかったぁー!」と、彼ららしく素直に感情を爆発させる。続いては、“NEVER ENDING STORY”。ノーザン節と言える優しさと激しさの同居に、酔いしれるオーディエンス。そして、最初のMC。「Northern19です! ……めちゃめちゃ暑いね。僕らは07年から出演させてもらっていて、今年で5回目。またひたちなかに無事来れて嬉しいと思います!」――そう、彼らは既にRIJFに欠かせないバンドになっているのだ。さらに、「今着てるTシャツなんですけど(と「SMILE FOR North FRIENDS」とプリントしてある背中を見せる)、震災のチャリティTシャツを持ってきています。みなさん買ってやって下さい! あの、奇跡だよね。奇跡って言っていいと思う。こんな大自然の中でロックが鳴り響いて。今、この瞬間を当たり前だと思わないで、その積み重ねで、新しい未来に向かって一緒に進んでいきましょう!」と、彼ららしいポジティヴなメッセージを送る。その言葉の通り、この瞬間を燃焼するということを体現すべく、熱く歌い、鳴らし、動いていく3人。そして、笠原のタイトルコールに、沸き上がるオーディエンス。そう、待ってましたのシンガロングチューン“STAY YOUTH FOREVER”だ! 響き渡るオーディエンスの歌声に、笠原は「ひたちなか、今年も、最高でした!」と感動に上ずった声で叫び、ラストは“SUMMER”。3人が去った後にも、シンガロングが鳴り響いていた。暑い初日のオープニングにこれ以上ないくらい相応しい、熱いライヴだった!(高橋美穂)