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いよいよPARK STAGEも終演を迎えようとしている。ヘッドライナーの大役を担うのは、Northern19! 照明が落ちると、歓声が響き渡る。そして3人が登場! 1曲目は“NEVER ENDING STORY”。前方のキッズはコブシを振り上げ、後方のキッズはハンドクラップ。フィールド全体が盛り上がっていく。さらに、馬場(Dr)のドラムに合わせて笠原(Vo&G)が「俺たちトリだからさ、余すことなく、思いっきりやっちゃえばいんだよぉ!」と絶叫気味に誘うと、“FACE TO FACE”へ。切ないメロディと、力強いビートが溶け合って、メロディック・パンクの琴線を刺激していく。さらに、高速の“RED FLOWER”、井村(B&Vo)がメインヴォーカルを務める“NEVER AGAIN”、イントロで自然と客席からコールが起こった“MY PUNISHMENT”、軽やかな“BELIEVE SONG”と畳み掛けていく。続くMCで笠原は、「僕ら出させてもらうのは4回目で、ありがとうございます! 名だたるカッコいいバンドが出てるじゃないですか。Dragon Ashの“Fantasista”を聴きながらウルウルしてたんですけど、そんなフェスに出させてもらって、こんな大舞台でやらせてもらって、ほんと嬉しいんで、僕らのエナジーを余すことなく、奥の人も見えないけど……いますか?(ウォー! と応えるキッズ)。いるね、僕らなりのロックをやってくんで、よろしくお願いします!」と力強く宣言し、“THE WORLD IS MINE”へ突入。そして、真っ赤な照明とオーディエンスのハンドクラップではじまったのは“MORATORIUM”。演奏後、笠原は「最高だぜ、チキショー!」と、腹の底から感謝を叫んでいた。そして“SMILE FOR PEACE”“SUMMER”と畳み掛けて、本編は終了した。オーディエンスが、彼らの代表曲“STAY YOUTH FOREVER”をシンガロングしながら、アンコールを求める。そして、再び出てきた3人に、「愛してるー!」、「可愛い!」という声も飛ぶ(野太い声だったけど! 笑)。それに応えたような笠原の「今までのROCK IN JAPANの中でも、今日が一番楽しいと思います!!」という言葉から、“LOSERS WIN LAST”、“THE NIGHT WITHOUT A STAR”を熱演。最後、笠原の「ロック大好きだ!」という絶叫とも言うべき叫びでライヴは終了した。いつでもキッズの近くにいてくれるあたたかさ、そして音楽への愛情が、全開で表れたような素晴らしいフィナーレをありがとう、ノーザン!(高橋美穂)。