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ビシッとスーツに身を包んだ4人があらわれ、もうすぐ夜を迎えるLAKE STAGEでロックンロール・パーティーが幕を開けた! まずは"HOT DOG"、"JUST BE COOL"と畳みかければ、集まった多くのオーディエンスたちがそこらじゅうで踊り始める。吠えるように歌うROY(Vo&B)、モニターに足をかけてクールにプレイするTAXMAN(G&Cho)、タイトなビートを放つMARCY(Dr&Cho)、時折コミカルなポーズをキメながらギターをかき鳴らすJIM(G&Cho)――4人共、絶好調だ。"KEEP YOU HAPPY"ではミニマムなアプローチながらじっくり確実にオーディエンスの体を揺らしていく、彼らのエンターテイナーぶりもお見事。
「フェスとかだと、あまり機会がないのでMARCYさんに喋ってもらおうかな」とROY。しかも「大好きな川柳でさ」なんて言っている。無茶振りかと思いきや「行かせていただきます」とMARCY。「楽しくて 僕の心も 夏模様」と美しく詠んでくれると「キャー!!」と大歓声。こうしていつものようにサービス精神いっぱいに楽しませてくれながら、日常や時間や色んなことを忘れて夢中にさせてくれるような彼らのロックンロールは、また更にタフになった印象。ラストの"A NEW DAY IS COMIN'"ではすっかり暗くなったLAKE STAGEに明るい光が照らされ、眩いほどの彼らの音楽と、そして音楽を愛する気持ちが大きなエネルギーとなって放出された。ジャケットを脱いで再び登場してくれたアンコールでは"IT'S TOO LATE"を。宙を舞う手の波が揺れまくる、最高潮のダンス空間が完成。やんちゃでプロフェッショナルな4人に、またしてもやられた!!(上野三樹)