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いよいよオープニングを迎えたROCK IN JAPAN FES. 2012。LAKE STAGEのトップバッターはTOTALFAT! Shun(B&Vo)も自ら、現れるなり「特攻隊長、TOTALFATいきます、よろしく!」と叫んだけれど、これ以上にない適役である。満開のハンドクラップに迎えられて、“PARTY PARTY”で、まさにパーティの幕を切って落とす。朝っぱらにも、灼熱にもかかわらず、フィールドは瞬間沸騰だ。その後も“Good Fight & Promise You”、“X-stream”と、容赦なくキッズを引っ張っていく。

気付くと、辺り一面びっしりと埋め尽くされていた。そんな様子を見ながらShunは「朝から調子いいっすね!」と笑顔。さらに「空は快晴です。ヤバいよ! 今日から3日間、幾つ伝説が見られるか、めちゃめちゃ楽しみです!」と、ここにいる全ての人のテンションを代弁するように語りかける。続く“Summer Frequence”では、シンガロングとジャンプが弾ける。さらに、しっかりと日本語詞を歌い上げる“Just Say Your Word”や、泣きメロが溢れ出す“World of Glory”でも、グッと惹き付けていく。そんな中で、おもむろにShunが語りだした。「5年前、お客さんとしてメンバーのみんなで来た時に、最初に見たのがLAKE STAGEのHAWAIIAN6の(トップバッターの)ライヴでした。こういうところでできたら、夢がかなった気分になるんだろうなって思った。だからここは、憧れていた一つの夢のステージです」。そこから披露された “Place to Try”は、万感の思いが籠っていた。そして、Shunが「ラスト、全力でかかって来い!」と煽り、“Overdrive”へ。全てを出し尽すようにパフォーマンスすると、Jose(G&Vo)の「ありがとうございました!」という絶叫のような言葉でライヴを締め括った。(高橋美穂)