エリック・マーティンが、ミスター・ビッグを2時間語り尽くした! 初登場にして決定的インタビュー!

rockin'on 2021年10月号

「MTVと全米で1位になった瞬間、メンバー全員気持ちがひとつになって大笑いしたよ! 新たなステージが開いたみたいな感覚で、バンドに対する愛情や想いが溢れてきてね。
そこで僕が興奮しまくって最初に宣言したのは……『超売れっ子になって、携帯電話買ってやる!』って(笑)」


ロック史を紐解けば、グランジ台頭の年と記されているはずの1991年、世界のどこよりもまず日本で支持基盤を確立したバンドが母国アメリカのヒット・チャートの頂点に立ち、自分たちの名前に似つかわしい成功を手に入れた。ミスター・ビッグの話である。

そして、ビリー・シーンとポール・ギルバートが超絶美技で観衆の目と耳を釘付けにし、パット・トーピーが職人魂を感じさせる堅実なドラミングでバンド・サウンドを支える中、フロントマンのエリック・マーティンは、喜びと不安の両方を感じていたのだという。
 
今回は、彼らにとっての飛躍作となった第2作『リーン・イントゥ・イット』の発売30周年を記念してのリイシュー盤登場にちなみ、そのエリックに、同作とそこから生まれた看板曲“トゥ・ビー・ウィズ・ユー”のことを軸に据えながら、たっぷりと話を聞いた。当時からそうだったが彼は話し始めると止まらなくなるタイプで、インタビューは予定時間を大幅に超過しながら続いた。

今回は30年前のことにテーマを絞りつつお送りするが、近く、この後編をお届けすることをあらかじめお約束しておく。ビッグ・イン・ジャパンと揶揄されることの多かったこのバンドが築いたものの大きさについて、この記事が読者の皆さんにとっての再認識に繋がれば幸いだ。(増田勇一)




ミスター・ビッグの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

rockin'on 2021年10月号

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