現在発売中のロッキング・オン1月号では、マニック・ストリート・プリーチャーズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「年季が入ったバンドは、今も最高にイカしたリアム・ギャラガー以外は、どんな見た目かよりもどんな音を鳴らすかだよね。ニックは意見が異なるだろうけど。まあとにかくどうなるかお楽しみに」
●rockin’on sonicはマニックスにとって2025年の初ライブになりますよね? 新年早々から動き出してくれた理由、ロキソニへの出演の決め手となったことは?
「間違いなく初ライブだね。確かに新年明けて数日でギグをやるのもかなり不思議ではある。でもとにかく断りようがないくらい良すぎるオファーだったからさ。そもそも新年早々っていつもかなり奇妙というか。『よし、新しい年だ。今年は何か変わるだろうか? 今年はポテトチップスの食べすぎを止められるだろうか? ジンの飲みすぎは止められるか? 去年よりも成長できるだろうか? いろんなことが良くなるだろうか? 世界平和が訪れるだろうか?』なんてことを毎年考えるわけ。そういう新年最初の数日間をいつもと同じ気晴らしと実存主義で過ごすよりも、アメージングな国でアメージングなライブをやって気晴らしをした方が全然気分が晴れると思ったんだ。というか正直に言うと、我々の年代くらいのバンドが日本に行けることってなかなか貴重な機会だから。せっかくのチャンスを断るなんてできないよ。それにこのバンドは日本とはずっと特別なつながりを感じてきたし、まあ日本が同じように感じてきたかどうかはともかく(笑)、自分達はそうだったからさ。単純に断るのが難しすぎるオファーだったんだ。新年の始まりに実存的な不安を感じるよりも、日本に行けて本当に嬉しいよ」
●rockin‘on sonicはロッキング・オンとサマソニを主催するクリエイティブマンが組んで初めて開催するフェスです。ラインナップを見てどんな感想を持ちましたか?
「ザ・レモン・ツイッグスを好きな人は多いよね。なんと言うか人々は、彼らが70年代、80年代の火を絶やさずに運んできたと感じているというか。いろんな友達に『ザ・レモン・ツイッグスのサインもらってきて』って頼まれて『いや俺は?』っていう(笑)。あとデス・キャブ・フォー・キューティーはある意味スーパーエモバンドだから、若い世代は我々が彼らと一緒に出演することに感心してた。その日はウィーザーも楽しみだよ。ウィーザーのレコードはたくさん持ってるのに、ライブをまだ観たことないんだ。彼は素晴らしいギタリストだよね。“アイランド・イン・ザ・サン”って曲が昔から大好きだから生で聴いてみたい。いろんな動物が出てくるビデオも大好きだよ。それに“アイランド・イン・ザ・サン”はよく演奏していたから特別な曲なんだ。というわけで友達のためにザ・レモン・ツイッグスのサインをもらうのと、親戚のためにデス・キャブ・フォー・キューティーのサインをもらうのと、“アイランド・イン・ザ・サン”を生で聴くのと、あとは自分達の出演に興味を持ってくれる人がいるのかどうかを楽しみにしているよ。(一応4日のラインナップも伝えると)結構オールドスクールなラインナップだね。まあ我々の世代はまだ金を使うからね」
●マニックスが出演する日はウィーザー、デス・キャブ・フォー・キューティー、ザ・レモン・ツイッグスとUSオルタナティブの90年代、00年代、現在を代表するアクトが揃っています。がっつりオルタナロックを楽しみにくるオーディエンスが主流を占めそうですが、そこでマニックスはどんなステージを見せてくれることを期待していいですか?
「ええとおそらく新曲を1、2曲やって、あとは……来日したときに“ユー・ラヴ・アス”をやらないとみんな正気を失うから、あの曲は絶対にやらなきゃいけない。“享楽都市の孤独”もね。でもそれ以外は分からないな。日本のファンに何をやってほしいか訊こうか。たまに1stアルバム『ジェネレーション・テロリスト』のあの曲をやってほしいってオーディエンスから声が上がるから、サプライズで何かやるのもいいかもしれない。とにかくまだ未定だよ。今10月だからあと2ヶ月あるし、コードと歌詞を覚える時間はある」
(以下、本誌記事へ続く)
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