2019年のTVアニメから始まり、OAD、映画3作に亘って続いてきたアニメ『ギヴン』。3月26日の『映画 #ギヴン 海へ』のBlu-ray&DVDの発売に合わせ、発売中のCUT4月号には、音楽で『ギヴン』に寄り添い続けてきたセンチミリメンタル・温詞さんのインタビューを掲載しています!
主題歌だけでなく作中のバンド・ギヴンとsyhの楽曲まで、『ギヴン』の音楽すべてを手掛けてきたセンチミリメンタル。どんな想いで作品と向き合い、キャラクターの想いを代弁する楽曲を作り上げてきたのか──共に歩いてきた約6年間を振り返っていただきました。
以下、インタビューの一部を抜粋してご紹介します!
『ギヴン』で作ってきた楽曲の中で、特に印象に残っている曲は?という質問には、「常に楽しさとプレッシャーの両方があった」と前置きをして、こう答えてくれました。(『ギヴン』は)音楽への向き合い方やライブの感覚、人間関係や恋愛の描き方にも体温があるというか、どの部分を切り取っても生々しい。僕もセンチミリメンタルという名前でやっているくらい、人間らしさや、人に言えない感情みたいなリアルな部分を表現したいと思ってやってきたので、そういう作品とタッグを組めたことは運命的だなと感じます。だから劇中歌を作る時も、いわゆるお仕事的に書く必要がなかったんですよね。今まで自分が経験してきたことやエゴを素直に入れても許されるし、むしろそうすることでリアルさが増して。単なる楽曲提供というより、センチミリメンタルとして書きたいこと、言いたいことを込めてきました
インタビューでは、一緒にライブイベント『ギヴン-海へ-』ツアーを行ったギヴンのボーカル・佐藤真冬役の矢野奨吾さんやsyhのボーカル・鹿島 柊役の今井文也さんとのエピソード、温詞さんが『ギヴン』から得たものなど、「今だからこそ」なお話を語っていただいています。特にというと“海へ”に対してのプレッシャーが一番強かったかな。『映画 ギヴン 海へ』の公開が決まった瞬間から相当期待されているのを感じて、生半可なものじゃダメだぞって。ストーリーを総括しなきゃいけない1曲だし、“海へ”というタイトルもすごく余白がある言葉なので、どうとらえたらちゃんと描き切ってみんなに納得してもらえるだろうかと悩みました。だからできあがった時は、自分の中ではいいものができたと手応えはあったんですが、みなさんの期待を裏切らないものになっているだろうかという緊張感もあって。結果的に温かい感想をいただけてよかったです。僕自身にもたくさんの気づきをくれた大切な1曲になりましたし、映画で流れるところを観て、ちゃんと泣きました(笑)
『ギヴン』が好きな方にこそぜひ読んでいただきたいインタビューになっています。全文はぜひ誌面でお確かめください!(山下茜)
CUT4月号は現在以下にてご購入可能です。