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    グリーン・デイ、不滅のパンクスピリットに、あの青春がよみがえる――日本のパンクスに捧げられた、15年越しの爆発ライブ。その全てを徹底レポート

    グリーン・デイ、不滅のパンクスピリットに、あの青春がよみがえる――日本のパンクスに捧げられた、15年越しの爆発ライブ。その全てを徹底レポート

    現在発売中のロッキング・オン5月号では、グリーン・デイのライブレポートを掲載しています。
    以下、本記事の冒頭部分より。



    文=高橋美穂

    15年ぶりのグリーン・デイ単独来日ツアーは、想像していた以上の「伝説」となった——いきなり大きく出たけれど、観た人は誰もが頷いてくれるはずだ。最終日となった2月26日のKアリーナ横浜公演、ラストの“ グッド・リダンス(タイム・オブ・ユア・ライフ)”で、ビリー・ジョー・アームストロング(Vo/G)にステージに上げられた若者が、約2万人の熱視線を浴びながら、ビリーの歌声に寄り添うように堂々とギターを奏で、さらに声を合わせて歌い、仕舞いにはマイク・ダーント(B)、トレ・クール(Dr)と身を寄せ合った姿がSNSで拡散され、あらゆる音楽好きが感激のリアクションをしている様子を目にした人も多いだろう。確かに象徴的なシーンだったけれど、今回の来日ツアーの全公演において、バンドとオーディエンスの「距離感」が同じだったことは間違いない。

    もちろん、アリーナクラスの会場だし、大きなスクリーンが並び、何度も火柱が立ち昇り、音玉が轟く、ワールドスタンダードをそのまんま持ってきたことがわかる、でっかいスケールのステージではあった。けれども、いちばん印象に残ったのは、サポートメンバーも含めた「バンド」そのものだった。

    花道に、上手に、下手に駆け回りながら、終始パワフル且つ美しい歌声を響かせ、クラップやシンガロングを求めてオーディエンスに近づく姿勢を見せたビリー。衣装チェンジも挟みつつ、やはり上手に下手に動きながら、グイグイ演奏を引っ張ったマイク。タイトに力強く、安定感のあるビートを刻み続けたトレ。揺るがない歌唱力&演奏力とスタミナから、すさまじい努力が覗いていたと同時に、キッズやメンバー同士で向き合ったときのピュアな表情も見えて、もしかしてピーターパンじゃなかろうか……(以下、本誌記事へ続く)



    グリーン・デイの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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