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    ユーモア、暮らし、音楽による祝祭―― 超越的ツアー「コーニュコピア」を成功させたビョークが最新インタビューで語ったこととは

    ユーモア、暮らし、音楽による祝祭―― 超越的ツアー「コーニュコピア」を成功させたビョークが最新インタビューで語ったこととは

    現在発売中のロッキング・オン5月号では、ビョークのインタビューを掲載!
    以下、本インタビューの冒頭部分より。



    「時々ちょっと戸惑ってしまうんだけど、私がある時点まではすごくポップで、それからポップをやめたって思われることがあるのよね。そういうことじゃないんだけど」



    ビョークは現在パリにいるのだけれど、彼女のラップトップのカメラが機能しない。このラップトップを使い始めて8年になるというが、環境的な理由から買い換える気にならないそうだ。「別に私、これがまともに動かないからって泣きわめいたこともないんだし」。私のコンピュータースクリーンに映る彼女はただの真っ黒い四角だ。

    彼女はビデオ通話というものに前々からどこか妙な感覚を抱いていたと言う。「会話が始まっても、好きな人と話してるのに距離を感じてしまう。だってある意味、嘘でしょう。相手は見えるけど、本物じゃない。存在を感じられないの。それって単に私がミュージシャンだからかもしれないけれど。ミュージシャンって変な生き物で、すごくサウンド中心で動いてるから。同じ部屋で誰かと一緒にいるのに、その人のそばにいる気がしない、エネルギーを感じ取れない、となったら、音だけの方がマシじゃないかしら。少なくともそれなら100パーセントオーディオでいられるでしょ?」

    こちらのカメラもオフにすると、電話で話しているような気分になった。「コロナの間ずっとこのラップトップを使ってたの。悪くなかったわ、一日中パジャマでいられたし」。今もパジャマ? 「実はそうなの!」。そう言ってから一瞬彼女は口をつぐむ。「もっとひどい。今ホテルにいるんだけど、ローブしか着てないの。バスローブ」。後ろの方で妙なリズムの金属音が聞こえる。「パイプの修理をしているみたい。どうしても耳に入ってしまう。移動するわ。その方がいいでしょ?」。洞窟にいるみたいですね、と私。「そうね! 洞窟インタビューやりましょ」
    (以下、本誌記事へ続く)



    ビョークの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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