モッドファーザーは止まらない。ポール・ウェラーが語る――最新作『ファインド・エル・ドラド』に滲ませた音楽遍歴と新たな出会いとは?


ロッキング・オン最新号には、さる7月にニューアルバムをリリースしたポール・ウェラーのロングインタビューが掲載!『ファインド・エル・ドラド』はウェラーにとって、2004年の『スタジオ150』以来となる全曲カバーアルバム。彼はキャリア初期から数多くのカバーをレコーディングしてきた人だが、最新作の特徴は、『スタジオ150』と比較しても相当にマニアックな選曲になっている点だろう。
彼のファンにとっても「ウェラーらしい」と感じる曲(例えばキンクスの“Nobody’s Fool”とか)よりも、意外な選曲やそもそも知らない曲のほうが多いはずで、なぜ今これらの曲をカバーしたいと思ったのか?という素朴な質問から切り出し、御大に色々話を聞かせてもらった。

『ファインド・エル・ドラド』はウェラー曰く内省的な一作だが、それだけではない。前作『66』は昨年リリースされたばかり、67歳になった今なおハイペースで作品を作り続け、あくなき好奇心で未知の音源をディグり続ける彼の温故知新マインドの賜物たる一作であることが、今回のインタビューからは伺えると思う。なお、同作には常連のノエル・ギャラガーらに加え、ロバート・プラントも参加。三世代のUKレジェンドの揃い踏みにも注目なのです。(粉川しの)


ポール・ウェラーの記事が掲載されるロッキング・オン9月号

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