ドリュー・バリモアが初監督に挑戦ってことで、けっこう話題になってるこの映画を観てきた。
『ローラーガールズ・ダイアリー』。
なかなか面白かった。
メインの題材は「ローラーゲーム」というスポーツで、女子同士がガンガンぶつかり合いながらリンクをぐるぐる回って点数を競い合うスポーツ(なんだって)。
田舎の普通の女子高生があるときそんなスポーツに魅了される。
で、思い切って挑戦してみたら、実は超才能があって一躍ヒーローになっちゃう。
だけど、それによって、「いい子ちゃん」でいてほしい母親とは不仲になっちゃうし、無二の親友には嫉妬されちゃうし、彼氏ともすれ違っちゃうし――好きなことに熱中するってけっこう大変……という映画。
なんて書くと、お約束の青春ムービーのように思われるんだろうけど、まあ実際そうです。
実際そうなんだけど、ここまで突き抜けて痛快&爽快な青春映画だったら、何本あっても全然OKって感じ。
『チアーズ!』みたいで、気持ちよかった。
あと、ストライパー(LAのクリスチャン・メタルバンド)っていう名前がこんなに出てくる映画はたぶん他にはない。
ストライパーのドキュメンタリーとか、そんなの絶対作られないだろうし。
まあ大抵の人にとってはどうでもいい情報だと思いますが。
ドリューの初監督ってことで、ご祝儀的に出ることにしたっていうジュリエット・ルイスが思いっきり大活躍していて、それも大変気持ちいい1本でした、はい。(小柳)