ピックの思い出


昨日、スピッツマサムネのピックを知人がキャッチした話と、
昔、フラカン小西の投げたスティックが、僕の顔面を
直撃した話を、書きました。
その続き。
過去自分が見た中で、ナンバーワンだったピック投げの話です。

1989年とか1990年とかそれくらい、だから20年前。
京都会館第一ホール。長きにわたり低迷していたが、
アルバム『永遠の愛の炎』と、シングル「The flame」「Don't be cruel」の
ヒットで、人気バンドへと復活をはたした、チープ・トリックの来日公演。

私、初めて観る、チープ・トリックのライブでした。
なので、ギターのリック・ニールセンが、あんなふうだとは知らず、
すごくびっくりした。

どんなふうかというとですね。
とにかく、ピックの投げ方がハンパじゃないのだ。
いっぺんに何十枚も投げるのだ。
何度も何度も投げるのだ。
「投げる」というより「撒布する」に近いのだ。
新宿ロフトくらいのキャパだったら、入場者全員に行き渡りそうな、
下北沢Daisy Barくらいのちっちゃいハコだったら、
床一面ピックで埋め尽くされそうな、そんな勢いなのだ。


ということがあったのを、今日になって思い出しました。

関係ありませんが、その時一緒に観に行った大学の友人は、
卒業後、キョードー大阪に入り、数年後、転職して上京、
斉藤和義のマネージャーになり、それから数年後にまた
大阪に戻り、今は吉本興業にいます。
他に、ブルーハーツの「PRETTY PINEAPPLE TOUR」や、
ボ・ガンボスや、THE STONE ROSESの初来日も、
一緒に観に行きました。