VINTAGE LEAGUE TOUR 2011


新世代バンドによるサーキットツアー「VINTAGE LEAGUE TOUR
2011」。SuiseiNoboAz、OverTheDogs、The
SALOVERSというメンツで各地を回るツアーで、その新代田FEVERでの東京公演に行ってきた。それぞれの公演で3組に加えてもう1組出演することになっていて、東京では東京カランコロンが登場した。カランコロンだけ浮いている気がしないでもないけど、魅力的なラインナップだ。

どのバンドもめちゃくちゃ気合い入っていて、一番手のボアズがいきなり変態ロックンロール爆発で場の空気を決定づければ、続くカランコロンがちゃぶ台ひっくり返すみたいに天然カラフルな世界に連れて行く。そしてオバ犬。透き通るような声で世界を肯定したいと切望するように歌う姿は明らかにライヴハウスの空気を一変させる力を持っている。初めて観たのだが、音と言葉の説得力がハンパじゃない。

トリを務めたのはサラバーズ。個人的にはROCK IN
JAPAN以来だったのだが、迫力が違った。古舘のなかで何かが暴走寸前のエネルギーを発している。新曲もやったのだが、ダムドかバズコックスか、みたいな超速パンクチューン。今まで見たことのないサラバーズが生まれてきているっぽい。(小川)
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