2/7、8と2日連続、日本武道館で行われた9mm Parabellum
Bulletの10周年記念ライヴに行ってきたんだけど、素晴らしすぎてまだ余韻に浸っている。
ステージに4人が現れ、音を鳴らし始めた瞬間、感慨よりもまず先に貫禄を感じた。
その一方、もう全身のエネルギーを一滴残らず使い果たしてやるみたいな気迫もあり、いつもに増して一音一音がエモーショナルに響いてきて(特に2日目は格別熱かった)、彼らにとっての10年という歳月の重みを一緒にかみ締めるステージだった。
内容的には、奇数曲・偶数曲で2日間1曲もかぶりなしのセットリスト、4つのドラムセットを全員で乱れ打ち、ストリングスと共演、未発表新曲を会場で録音→終演後配布…と、今回もかなり盛り沢山。
新旧織り交ぜたセットリストの中、イントロが鳴った瞬間に歓声があがり、終始凄まじいほど盛り上がっているオーディエンスの様子にも、ぐっとくるものがあった。
とにかく、ライヴ中のすべての瞬間から、この10年、9mm自身が、曲が、パフォーマンスが、その圧倒的な自由さを独自のスタイルとして確立させ、止まることなくそれを更新し続けてきた過程、そしてそれがどう聴き手に届いてきたのかが立ち上ってくるようだった。
本当に良いライヴだったなあ……!
JAPAN2/28発売号にて、この2日間のレポートと振り返りインタヴューによる特集を掲載する予定なので、お見逃しなく!
写真は先述のとおり当日配布されたCD。よく見るとジャケットに、それぞれ奇数曲、偶数曲の曲名と、それに関する絵が(当日販売されていたTシャツと同じデザインです)。細かいところまで本当に心憎い!(塚原)