先週土曜日は、moumoonの「FULLMOON LIVE TOUR 2014 〜LOVE before we
DIE〜」のSHIBUYA-AX公演を観に行ってきた。
CMでもよく耳にするmoumoonの音楽に対して、ポップでライトなイメージを持っている人は多いかもしれない。しかし、最新アルバム『LOVE
before we DIE』を聴くと、きっとその印象が変わると思う。
死という終わりを見つめた時、人は人をどう愛するか、愛って何なのか?ということを、徹底的に突き詰めたこのアルバムを聴くと、彼らが抱えるシリアスさと表現欲求の深さがよくわかるはず。言い換えれば、非常にロックなアルバムなのだ。
個人的に初めてライヴを目にしたが、moumoonのふたりがもつ、熱い衝動に感動した。
特にYUKAが愛を込めて放つ、陽性のパワーがすばらしい。曲調に合わせてどんどん色を変えていくヴォーカルスタイルも、小柄な体をめいっぱい動かしてオーディエンスの熱量とぶつかりあおうとする姿も、とてもかっこよかった。
ツアーはまだ続くので詳しいことは書かないが、やはり『LOVE before we DIE』の曲がすばらしかった。
シリアスだが決して暗闇にとどまることなく、愛することに対してポジティヴに向き合う気持ちをもらえるし、美しいメロディに身をゆだねていると、自分の中で何かが浄化される感覚に陥った。
ツアーは6月13日にZEPP TOKYOでの追加公演も決定している。気になる方はぜひチェックを!(小新井)