全47都道府県・60本ツアー、26本目の福島県郡山公演に参戦。

老若男女取り混ぜた幅広い客層はいつもながら、土曜日ということもあり
お子さんを連れたお父さん・お母さんの姿も俄然目立つ場内。

最新アルバム『ハジマリノウタ』は、タイトル通り、
これまでのキャリアを確認しながらも、そこを新しい出発点ととらえた意欲作。
大人のリスナーにじっくり聴いてもらえるような、
“憂い”や“わびさび”をテーマにした楽曲が冴えているのですが、
そういったナンバーが、一層表情豊かになっていたのが嬉しい発見。
若者たちだけでなく、親御さん世代も含め、
それぞれに満足して帰ったのではないかと思います。

終演後、ヴォーカルの吉岡聖恵にそんな話をしたら、それらの曲を歌う時は
「精神年齢を無理矢理上げるようにしてます！」と笑っておりました。
もっとも、楽曲自体は古くから温めていたものだそうで、
若くしてそんな風情を携えているソングライター・チームのふたりにも改めて脱帽。

来週末はいよいよ折り返し地点の東京公演。C.C.Lemonホールの２日間を経て、
ツアーの大団円は９月に初の武道館、しかも３日間というスケジュールになっています。