ブレイクの契機になった「マクロス」の面影はすでに後にしており、リズムを打ち出した最新型の彼女を披露したライヴ。
歌唱力・運動量ともに、すでに武道館のスケールを超えていたと思う。
それくらい、堂に入ったステージを見せる人でした。

特に発見だったのは、R&B畑出身という側面からか、
中盤のじっくり聞かせるコーナーなどで見せる
黒のワンピを基調とした佇まいのシックさ、そして声のグルーヴ感。

「可愛い系」というよりは、むしろ「格好いい系」に属するもので、
これらは男子以上に、女子にこそアピ―ル力の高いファクター。

そのためか、他のアニソン女性シンガーのライヴと比べた時、
観客の女性率がとても高かったのが印象的で（全体の2〜3割くらい）
アニソン界の中でも、また独自の可能性を秘めている人、
という印象も強くした次第。

この勢いとともに、May’nは今月27日(日)、
幕張メッセで開催されるアニソン・フェス「A-FES」のステージに登場。