★生前、多くのメディアや評論家連中が自身を「ジミ・ヘンドリックスと比較」しがちなことを嫌っていたプリンスですが、
1985年の米ローリング・ストーン誌のインタビューでもその理由をこんな風に説明していた。
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「彼(ジミヘン)が黒人だから俺と比較するんだろ?俺と彼の共通点は本当にそれだけだよ。
もし彼ら(メディアや評論家)が俺の音楽をよく聴けば、ジミ・ヘンドリックスよりサンタナからの影響が大きいことに気付くはずだ。
ヘンドリックスのギター奏法はブルースに根ざしたものだけど、サンタナは(もっと違うジャンルの視点から)綺麗な音色を鳴らそうとしているからね」。
★そして2004年にジミヘンのトリビュート盤『Power of Soul: A Tribute to Jimi Hendrix』のリリースが企画された際、
プリンスはあえて参加アーティストに名を連ね、
「自分とジミヘンの音楽性がいかに違うか?」ということを証明するようなカバー・ヴァージョンの“Red House”を演奏して収録。
このプリンスによる“Red House”のカバーはオリジナルからかけ離れた独創的なプリンス・バージョンになったため、
後に多くのファンや評論家から「Purple House」と名付けられた、という有名なエピソードも。
(1)プリンスによる「Purple House」の音源は以下のリンクで聴けます。
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https://faroutmagazine.co.uk/why-prince-hated-jimi-hendrix-comparison-purple-house/
(2)ジミヘンによるオリジナル・ヴァージョンはこちら。
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https://www.youtube.com/watch?v=RbNpaBKdvlc
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