マンチェ愛憎の系譜×2話


先日NMEニュース等でも報じられていたように、

★「フッキー以外」のニュー・オーダーのメンバー3人(バーニー、スティーヴン、フィル)による新プロジェクト=Bad Lieutenantが新作を完成させ、
来る10月にリリースされることがオフィシャルに発表された。

しかも本作でベースを弾いているのは、あのブラーのアレックス!

ニュー・オーダーとブラーって全てにおいて「水と油」のイメージなんですが、、、一体どんな経由でこんな異種格闘技みたいな組み合わせが?

1人で「仲間はずれにされた」と勝手に先走り&勘違いし、強引にNOを解散に追い込んだフッキーへのあてつけなのか?
「今後、俺抜きでニュー・オーダーのバンド名を使って活動することは許さん!続けたら訴えるぞ!なんて息巻いてたからなぁ、フッキー、、、。

で、この新プロジェクト=Bad Lieutenant、
実は今年の3月上旬、筆者は既に英Sky Artsチャンネルの『Songbook』という番組に出演(バーニー+フィル+新ギタリストのジェイク・エヴァンズ=3ピース・アコースティック編成で)していた彼らを偶然見ていた。

その際、”Sink or Swim”という新曲も披露。

でも、そのときは「まだこのバンド名も、今録音してるアルバムがいつ、どんな形で出るのかも未定だ」とバーニー自ら語っていたので、
少なくともバーニー側としては「NOは終わっていない」んだな
、という微かな希望(悲願)に筆者としてはまだすがりついていた。

でもこうして「バーニー側」の新プロジェクトにスティーヴンまで参加し、
公式に活動開始を宣言したってことは、
とうとうバーニーもフッキーに匙を投げた、ってこと?

それとも、また93年『リパブリック』以降の「仲違い→本体NOは一時活動休止→それぞれがエレクトロニックetcのソロ活動に専念」のフェーズに逆戻りしたってことなのか?

なにはともあれ、今は
フッキーのバカ!バカ!バカ!(泣)と言ってやりたい。



★もう一方は、こちらも10年以上も昔の「軋轢」を未だに根に持っている「元親友同士」=ストーン・ローゼズのイアンとジョン。

3/26付けの本ブログでもお伝えした、
ジョンによる「何があっても、ローゼズ再結成をする気はない」。
という悲しい声明が記されたアート作品(ジョンの公式サイトの扉に付いていた、あの木製の十字架みたいなやつ)が、

なんと7月1日にロンドンの名門オークション・ハウス=Christie's(一流中の一流!)でオークションにかけられることが決定した。

既に「£6000〜£8000(高っ!)の予想価格が見積もられている」らしい。

絵描きとしてこれだけ稼げるなら、いくら大金を積まれても以前喧嘩したメンバーに今さら頭を下げてバンドを続けたいとは思わないよなぁ、、、。


マンチェスターよ、お前は償うものが多すぎる?
それとも Love will tear us apart?

なんか複雑な気分。
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