新年のロンドン/テナント・ドクターのラスト・スタンド


★で、今年のお正月番組で最も話題になったのが、やはりBBC1で放映されたこれ。

ご存知、我らがクラウチエンダー(マジで)=D・テナント扮する10代目Doctor Whoの最終話。

同じくクラウチエンダーのジョン・シム(マジで)扮する「マスター」+タイム・ロード達と壮大な最終バトルのあげく、
地球へ向かって落下していくターディスの中で大量のラジウムを浴びドクターは戦死する。

その過程で、過去4年のエピソードに登場した数々のキャラが次々にフラッシュ・バックしながら再登場。
自分がこれまで愛してきたそんな地球の人々をなんとしてでも救いたい、、、。

しかし、もともとは人間である宿敵「マスター」をどうしても殺すことができず、ドクターは自らの「死」のほうを選ぶわけですが。
その辺の苦悩に満ちたソウル・サーチングや、
過去出会った人々を再び訪れ悲痛な別れを告げるシーンなどが、
「去年ロイヤル・シェークスピア劇団でテナントが演じた『ハムレット』での名演に肉薄していた!」と各所で絶賛を浴びていた。

放映後は10代~20代のファンが多い色んなバンド・フォーラムでも、「David Tennannt is so hot!!!」という投稿が大量に殺到。
ただの子供番組のワクには収まらない、「テナント・ドクター」支持層の幅の広さを証明していた。

あ、最終シーンには、次代ドクターに扮するマット・スミスも「生まれ変わった新ドクター」として登場します。

で、元旦の6:40pmから約75分かけて放映されたこの番組、なんと1400万人(!)もの視聴率に達したらしい。

同時間にオンエアされた裏番組『コロネイション・ストリート(民放ITV)』の正月エピソードにも数年ぶりに勝った、っていうんだから、
今回の「Doctor Who」が英国民にとってどれだけ国民行事であったか?
なんとなくお分かりいただけたのでは。

明日からはこのブログも通常の音楽ネタ中心に戻ります。
では日本の皆さん、また明日~。
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