リアム Vs ピーター・ケイ


今日のUKは、やはりこの北部男2人の決闘!!!が話題を独占。

昨日もお伝えした今年のBRIT Awards授賞式で、
司会者のピーター・ケイ(英コメディアン)がリアムに対し、
「knobhead(英国人にとってはバカ/間抜け/チ○ポ頭を全部くるめてもまだ足りないほどの超侮蔑スラング)」の暴言を吐いた事件はご存知だと思いますが。

★その後、リアムのTwitterに即効でUPされた返答が、これ。

http://twitter.com/liamgallagher/status/9237577581

要約すると、
「おい、よく聞け、○△。
同じ北部人(ピーター・ケイも英北部ランカシャー出身)として言わせてもらうが、
他人に悪態をつく時はそいつが背を向けてる時にこそこそ言うんじゃなく、面と向かって言えって教わったはずだぜ」。

確かに、背を向けている相手にこんな酷い侮蔑語を吐くのは最も卑怯なやり方。
私が男だったらぶん殴ってたな、多分。

正直言って、今回の受賞式におけるピーター・ケイの態度は、
TV中継を観ているほうとしても終始、猛烈な不快感を催すそれだった。

①レディー・ガガに対しては「女装した男なんじゃないか?」と噂があった某英コメディ女優の「アメリカ人ヴァージョン」、
なんて失礼な紹介コメントを吐いたり、

②JLS(黒人少年4人のアイドル・バンド、今年のBRITでは2冠を受賞)に対しては、レイシストすれすれの紹介コメントを吐いたり。

とにかく出るギャグ、出るギャグ全部が、悪趣味。
そんなギャグを一人悦に入ったようなニヤニヤ顔で連発するのが、このコメディアンの芸風。

英国人のジョークが「痛烈な皮肉とツッコミ」に基づいているのは百も承知ですが、
このピーター・ケイのツッコミは「機知」も「機転」も「気の利いた言語センス」も、
モンティ・パイソンみたいな「知性がキラリと光る鋭いサタイア精神」もない。
ただ、ひたすら失礼で、下劣で、陰湿で、侮蔑的なだけ。
悪いけど、君のユーモアはちっとも笑えないよ(そもそも”ユーモア”なんていう上等なものじゃないけど)。

2004年の自分のTVショーで、
数年前自宅の玄関で射殺されたBBCの女性ニュース・キャスターの個人名を挙げ、下品なギャグ・ネタにしたコメディアン(勿論、国中から非難囂々)がこの人。

と言えば、
このピーター・ケイ(36歳)がどんな奴かお分かりいただけますよね?

リアム、マジでこんな奴ぶん殴ってやればよかったのに!


★で、この北部男2人の激突後、某ファンが始めたFacebookのディベイト・ページでは、
何と5万人以上(!)もの投稿が殺到したらしい。
良くも悪くも完全に今年のBRITの話題をさらっちゃったな(苦笑)。


★因みに、このピーター・ケイ Vs リアム、
2001年のNME Awards授賞式でも一度衝突してるんですよね。

さてはピーター・ケイ、今回はその仕返しもあったのか、、、。
児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事