★再来年2012年のグラストンベリー・フェスが中止になることを、
フェスの主催者=マイケル・イーヴィスが発表した。
理由は、同年夏から開催される「ロンドン五輪」と時期が衝突するため、
「フェスに導入する簡易トイレや警備スタッフが不足するだろう」との判断から。
「2012年夏はロンドン五輪があるから簡易トイレの需要もとんでもないものになると思うよ。
誰もが自分たちのイヴェント用に確保しようと必死だからレントの値段もハネ上がるだろうし」。
更に、イーヴィス氏はフェスの地元Avon and Sumerset警察署からも、
「多くの警官をロンドン五輪に回さなきゃならないので、フェスの警備はあまりヘルプできない」
ことを予告されたらしい。
、、、「あらゆる街角に公衆トイレがある日本」では考えられない理由かもですが。
ロンドンだけではなく、欧州全体のあらゆる都市に「公衆トイレ」が極端に少ない事実を考えると、確かにこれは深刻な問題になりそう。
筆者も初めてロンドンやパリ、ミラノ、アムステルダムetcを訪れた際、最初にぶち当たった問題がこれだった。
街角の公衆トイレを探すどころか、
繁華街の大通りにあるカフェやレストランでも「トイレなし」が多いんですよね。
だから切羽詰った時は慌てて大きなパブか、デパートに飛び込むしかなかったわけですが(汗)。
最近はパブやデパート側もそれを心得ているのか、
「何も買わずにトイレを使おうとする客」に予防線を張る店も多い。
パブに入ってもドリンクを買わないでトイレに直行しようとするとよくスタッフに引き止められるし、
セール期のハロッズ(ご存知ナイツブリッジにある高級百貨店)などでも、
トイレに行くと「当店で£○△以上の買い物をしたレシートを持っているお客様以外は立ち入り禁止(!)」のサインが張られていたりする。
(勿論、入り口にもちゃんとアテンダントが待ち構えていて、
我々がこの店で買ったレシートを持っているかどうかをチェックする)。
ユーストンやキングスクロスなどの大きな鉄道駅の構内にある公衆トイレも、ほとんどが有料制(最近は一回の使用料が40ペンス前後)。
渡欧される方はコインを常備しておきましょう。
★なお、再来年2012年に開催される「ロンドン五輪」のチケット価格&発売日も発表されたので、ここに追記。
☆開会式は、£20.12(約2600円)~£2012(約26万円)。
☆各競技は、£20(約2600円)~。
☆陸上の決勝は、£725(約9万4000円)。
チケットの75%は「来年の3月から一般発売」だそう。