SEKAI NO OWARI、大阪城ホール公演初日を観て思ったこと

この「The Dinner」ツアーを観るのは3度目になる。

観る度に強まっていく確信があり、それはこのライブは絶対的にセカオワにしかできないライブである、ということだ。

ショウ全体を大きな物語で貫き、大きなメッセージを伝え、かつそのメッセージを素晴らしいエンターテイメントにして見せる--。

セカオワがやっていることは言葉にしてしまえばシンプルだが、この言葉には大事な、セカオワしかやれない理由がやはり隠されている。

それは、セカオワの場合、楽曲のひとつひとつ、すべての楽曲がすでに、「それ」であるということだ。

つまり、セカオワの楽曲はすべてがそもそも大きな物語であり、メッセージであり、それ自体が素晴らしいエンターテイメントだ、ということだ。

そんなセカオワの楽曲が必然的な順番で、必然的な物語として編まれた時、そこにはいかに巨大で美しい、強いメッセージが生まれるのか。

その試みがこのツアー、「The Dinner」なのだと思う。
昨晩も本当に素晴らしいライブだった。

このツアーで4人が見せてくれている、高い志に向き合う姿を僕は一生忘れないと思う。
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