Weezer、秋のツアーで『ピンカートン』を丸ごと演るライブを企画?


9月にニュー・アルバム『Hurley』をリリースするWeezerだが、翌10月にはセカンド・アルバム『ピンカートン』のリイシューも予定されている。それにともない、このアルバムを丸ごと演奏するライブを構想中だと、ベースのブライアン・ベルが語っている。

1996年に発表された『ピンカートン』は、いまでこそエモの経典のひとつとして、あるいは、その後の日本のギター・ロックに多大な影響を与えた一枚として理解されている作品だけど、リリースされた当時のアメリカでの反応はそれはそれはヒドイものだった。ファースト・アルバムの成功の反動をモロに喰らったかたちで、このメソメソとした青年の内面を破裂したようなギター・サウンドで地団太踏み倒すようにブチ撒けたアルバムは、ほとんどのレビューで忌み嫌われていたことを覚えている。逆に日本では、あまり話題にならなかったファーストに比べ、劇的なまでに注目されたアルバムで、事実、初来日の新宿リキッドルーム(恵比寿じゃないんです)の光景は、いまでも鮮明に覚えているくらい、熱かった。

日本でも演ってくんないだろうか。