続レディオヘッド。ロックの殿堂をトムがどう思っているのか、バンドの今後の予定、『キッド A』20周年について語る。

続レディオヘッド。ロックの殿堂をトムがどう思っているのか、バンドの今後の予定、『キッド A』20周年について語る。 - pic by Akemi Nakamurapic by Akemi Nakamura

前のブログが、書いたら少し長くなりすぎたので追記。

ロックの殿堂入りの際に、エド・オブライエンとフィル・セルウェイが、ローリング・ストーン誌に、来なかったメンバーはどう思っているのか、気になる今後のレディオヘッドの活動、さらに来年迎える『キッド A』20周年などについて語っている。
https://www.rollingstone.com/music/music-news/radiohead-interview-rock-hall-815509/

以下要約。


●ロックの殿堂入りしてどう思いますか?
エド「アメリカでこれがどんなに大きな意味のあることなのか実感したよ。ノミネートされた時に、たくさんの人達から『良くやったね!』と連絡が来たからね。どれだけ文化的なインパクトがあるのかも分かった。それで実際に来てみたら、スピーチでも言ったけど、本当にファキング大きな意味があると思った。だから他のメンバーもここに来られたら良かったのにと思った。来ていたら絶対に楽しんだはずだと思うから」

●なんで他のメンバーは来なかったのですか?
フィル「ライブなどと重なっていたから、来られなかったんだ。でも来てたらぶっ飛んだと思うよ」

●トムは2人が来ることについてどう思っているのですか?
エド「最後にみんなで集まったのは1月で、トムは自分は行けないから、僕とフィリップが行ける事を喜んでいた。それに彼だけじゃななくて、みんながこれは大きな意味のあることだと思っていたから。だから、3人は来られなくても、2人が行けて良かったと思っている。トムもこれが大事だと分かっているから」


●今後の予定は?
エド「ツアーをしていたから、ここでいったんバンドは休暇に入る。それぞれにやりたいプロジェクトがあるし。だから今は、どんなことが面白いと思えるかを話し合っている段階なんだ。そういうことが常に前進する衝動に繋がるからね。とりわけ、30年間もやっているとね」

●自分達の影響力をどう思うか?
エド「レディオへッドで活動していない時は、普通の中産階級の家族として暮らしているから、昨日もNYを歩いていて、『エド!こんにちは』って声をかけられてびっくりしたよ。

それからEMIについて書かれた『Selling the Pig』を読み終わったところだけど、僕らがEMIを去った時のことが書かれてた。それが大きいことだったとは、全然気付かなかったんだ。あまりにものを知らなすぎに聞こえるかもしれないけど、でも『あなた達はすごく重要なんです』なんて言われることはなかったからね。レーベルにたくさんいるバンドの1つだと思っていた。気付かないことってあるものだね。でもそれで良かったと思う」

●来年『キッド A』から20年ですがどう思いますか?
エド「あの当時の一番気に入っている思い出は、ビルボード誌とやった電話インタビューなんだ。アルバムが1位になったので、『このアルバムはアメリカで1位になった、最もファキング変なアルバムです』と言われたこと。みんな、それは最高だ、と思ったよ」

フィル「『OK コンピューター』(20周年)のリリース時は、当時を振り返る機会となり、アーカイブをすべて見て、あの当時どれだけの作品を作ったのかを見られて、すごく面白かった。『キッド A』でも似た様な感じになると思う。あの当時のアウトテイクなどを聴き返したりしたこともないし。ものすごく豊富なものがあることは分かっているから。

アルバムを作る時には、全員で、または個人的にも、感情的にも、肉体的にも、その扉を開けたままにしてあることがある。『OK コンピューター』の場合は、その扉を閉じた作品だった。『キッドA』は作るのがすごく難しいアルバムだった。だから『キッド A』を開くのはすごく面白いことになると思う。あのアルバムを作っている時は、決して最も幸せだった時ではない。それがいっぺんで溢れ出てくると思う。だけど、音楽自体はかなり良いものだと思うから」

なるほど。ということは、今年は引き続きトムのソロなどがあるけど、この分だとレディオヘッドのアルバムなどはまだまだ先なのかな……分からないけど、辛抱強く待ちましょう。

思うに、ロックの殿堂入りは、そのスピーチをデヴィッド・バーンが引き受けてくれたことがキーだったのではないかと思う。デヴィッド・バーンがスピーチしてくれるのに、誰も来ないなんて、ちょっと先輩に失礼だから.......。彼らならそう思いそうな気がする。

バンドは、去年、記念碑的なツアーをアメリカなどでも行ったし、ここでロックの殿堂入りをし、『キッド A』20周年など、興味深い節目を迎えているように思う。
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