アメリカ人史上最高にTV見まくり



火曜日に発表されたニールセンの調査によると
アメリカ人のTV視聴時間が史上最長なのだそう。
ひとりの平均は1日に4時間49分。
去年に比べると4分延びて、10年前に比べてなんと20%もアップしているのだそう。
家庭でTVが付いている時間は1日平均8時間21分。これも史上最長なのだそう。


視聴時間が延びている理由としては
一家のTVの台数が増えたこと。チャンネルが増え見たい番組が増えたこと。またDVRを多いに活用しているため、
なのだそう。


ちなみに、同時にコンピューターの前にいる時間、ビデオゲーム、ソーシャルネットワーキングを
している時間も増加したそうで、つまりみんな引きこもりなのか。


個人的に今シーズン欠かさず見ていたのはドラマのひとつは『マッド・メン』。最高!
1、2シーズンからさらにパワーアップし、内容が濃厚になっていくのみ。
少なくともあと2シーズンは完璧な内容になると思う。
脚本家は、TV局から何やってもいいと言われているのだそうだ。先週シーズン3が
終わってしまって本当に哀しい。我が家には時代遅れだが、DVRはないんだけど、
『マッド・メン』は日曜日の夜10時から放送で家にいる確立が高い上
11時、1時とその日のうちに3回も再放送するので見逃さずにすんだのだ。


写真は主役の妻を演じるジャニュアリー・ジョーンズ。
最初は男社会のドラマとして始まったこの番組は、今は女の反乱を描いている。
完璧な美貌でもの静かで、良き妻、母を演じていた彼女が、とうとう反撃に出た。
夫に「あなたをもう愛していない」と言うのだが
夫は「明日になればすべては大丈夫だ」と目の前の妻を見つめていない。
60年代という時代性も合わせ、その演技と描かれていることの深さが見事。


ジャニュアリーはまだあまり有名じゃない頃、アシュトン・カッチャーと付き合っていたことが
あったのだけど、アシュトンに「君は才能ないから女優なんて辞めたほうがいい」と言われたらしい。
オメーに言われたくないよ、という感じだが、
彼女も、冗談じゃないわよ、と頑張ったそう!当然!
それが今の結果に。だから「あれが人生最高のアドバイスだった」と今では言っている。


今もうひとつ好きなドラマはアンナ・パキン主演のバンパイア・ドラマ『トゥルー・ブラッド』なのだが
それについてはまた今度。
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