Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグが最近行われた公開レクチャーで、『ソーシャル・ネットワーク』が正確かどうか訊かれ、以下のように答えている。面白い!
http://www.justin.tv/startupschool/b/272007200
「一体どこから始めればいいかわからないよ。どこを正確に描こうとしたのか観るのが面白かった。まず、映画に出てきたTシャツとフリースは全部本当に僕が持っていたものと同じだった。だから、すごく大きな部分を間違っているのに、すごく細かい部分がやたら正確だったりするんだ。
映画のテーマとして最も大きく間違っていて面白いと思った部分は、映画の大きな枠組みだ。映画は、僕が彼女にフラれるという風に始まるんだけど、あの女性はまず実在しない。もちろん女の子にフラられた経験は何度もあるけど、でも、あの映画の中での描かれ方だと、僕がまるで、あの女の子にフラれたことがきっかけで、Facebookを作って、あの女の子を取り返したい、または女の子にモテたい、または大学のクラブに入りたいから、という風に見える。だけど実際僕を知ってる人ならわかってるように、僕はFacebookを始める前から今もずっと同じ女の子とつき合ってるんだ。だから、それが理由でなかったことは明確だ。
恐らく、映画を作っているような人たちからしたら、シリコンバレーで、何かを築き上げている人間の心境というのは、まったくわからないのだと思う。僕らがそれを築き上げるのは、ただ築き上げるのが好きだから、ということがまったく理解できないんだと思うよ」。
(写真は、左がザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグで、右がデヴィッド・フィンチャー@NYFF)