ジャパン・ジャムのこれからに向けて
2010.05.24 19:52
「行かなかった事を後悔するフェス」まさにジャパン・ジャムはそんなフェスとして最初の一歩を踏み出す事ができました。まだ未知数の事ばかりのフェスにもかかわらず参加してくださった皆さんには本当に感謝します。
二度と再現出来ない数々のセッションのマジック、それはライブは一回限りのものという前提とは別の物語として存在する事を、僕達はこのフェスのニ日間で知る事が出来ました。
全ての出演アーティストがジャムをするというのは決して低いハードルではありませんでした。果たしてどんなフェスになるか全く分からない一回目にもかかわらず参加を決め、たくさんの打ち合わせ、リハを重ね、ステージに立ってくれたアーティストへの感謝はどれだけしても足りないくらいです。ただそのステージに賭けたアーティストの思いとエネルギーは参加した人達全てに伝わったはずです。それはその現場にいた人間しか分からない感動です。そんな一回限りのマジックが全てのステージで起きていました。
そしてフェスが終わり、そのマジックはその現場を共有したアーティストと参加者の記憶の中にしか存在しないものになりました。フェスが成功するかどうかは、そのフェスがアーティストや参加者にどれだけ愛されるかにかかっています。僕達はジャムというコンセプトを信じて、このフェスを4年間準備して来ました。今、フェスを終えてアーティストや参加者から愛のある感想をたくさん受け取って、僕達が信じて来たものが間違っていなかった、と確信出来てとても嬉しいです。
まだまだ課題の多いフェスではあるけれど、もっと前に進んで行ける自信を持つ事ができました。
来年の開催をお約束します。一度きりの音楽の奇跡を、また一緒に作って下さい。
心残りは翌日こんなに見えた富士山をみんなに見てもらえなかった事です。
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