涼しいフジの風に吹かれてこの世界屈指のピアノ・トリオの壮絶で爽快なプレイを浴びたいとそりゃ思うよね。
僕個人的には、ロックの名盤でもさんざんおなじみのドラムのサイモン・フィリップスを観たい、というのもあった。
素晴らしい体験だった。
インタープレイに集中するミュージシャン。
そのプレイに集中する僕ら。
言葉の要らない、音だけによるコミュニケーション。
ジャズという歴史あるジャンルが、ロックフェスの何万人もの若い観客にとっても完全に有効であることを上原ひろみは見事に証明した。
笑顔がほんとに素敵だった。