一瞬の物語、ザ・リバティーンズ 2012.07.03 01:21 山崎洋一郎の「総編集長日記」 このDVDを僕はこれから何度も観るだろう。ロックンロール・バンドの物語と神秘がピュアに成立し得た最後のバンド、リバティーンズ。だが、それがもうこれからの時代は成立し得ないことも彼らは知っていた。2000年代にもなって、ロックンロール・バンドの物語と神秘なんて、もはやとっくに信じちゃいけないものだもの。それを知っていて、でも彼らはそれを信じて、それに殉じた。奇跡的な美しさを放つリバティーンズ。このバンドをリアルタイムで本気で愛せた世代でよかったと思う。