蜜も毒もみずみずしく溢れ出てくる

LAZYgunsBRISKY『“Catching!”』
LAZYgunsBRISKY “Catching!”
浅井健一が初めてプロデュースを手掛けた、ガールズ・ロックンロール・バンドLAZYgunsBRISKYのミニアルバム。気だるくも攻撃的で、艶やかなようでいて無垢さも感じさせ、陽気ながら陰鬱さも持ち合わせている。魔性の香りがする、なんて言いたくなるほどに、聴き手を翻弄する、女性にしか鳴らせないロックンロールの魅力が詰まっているのだ。さらに、プロフィールを見て驚いたのだけれど、彼女たちの平均年齢は20歳! 男女拘らず、この年齢でこういう音楽性を選び、具現化しているバンドは、昨今なかなか稀有だと思う。また、歌詞を聴いてみると≪あたしは何も欲しくない。/だって、ビートが全て。/本当に何もいらない。/感じること以外、何もいらない!≫(“Pretty lights”和訳)なんて、若さ炸裂の奔放な衝動が綴られていたりする。つまり、背伸びや狙いではなく、素直に自らを投影させたら、この音楽が生まれたということなんだと思う。浅井健一との共作曲“Pretending”の濃厚な世界観も飄々と表現しきっており、今後の飛躍も楽しみ。ロックンロールに飢えた時代を潤す存在になるか!?(高橋美穂)
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