ラフ、レア、ロウ、ピュア

リヴァース・クオモfromウィーザー『アローン2〜ウィーザー・アナザー・トラックス』
リヴァース・クオモfromウィーザー アローン2〜ウィーザー・アナザー・トラックス
2007年末にはリヴァース・クオモ名義のデモ&未発表曲集第一弾『アローン』を、そして2008年6月にはウィーザーの新作『レッド・アルバム』をリリースしたリヴァースだが、2009年はこのソロ第二弾『アローン2』に加えてウィーザー新作のリリースまで予定されているという。『グリーン・アルバム』以降は一作毎に3年〜4年の長期インターバルを必要としてきた彼が、パーソナル/パブリック、今/昔の時系列を問わず立て続けに自身の表現をまとめたいモードに突入していることは素直に喜びたいし、それが『レッド・アルバム』というオープンマインドな直近作を生み出した原動力になっているとも思う。ウィーザーでのデビュー以前の92年〜07年に至るオールキャリアのデモ&未発表音源からセレクトされた全19曲。中には明らかに書き途中の曲、音がブツブツ途切れる素人録音ナンバー、途中で演奏飽きてますよね?なダルダル・ナンバーも多く、その玉石混交なコンセプトは前作と変わらず。ファンは言われなくても買うだろうし、ウィーザー・ファンの人以外に買えと薦めるつもりもない。「パブリック・ウィーザー」のベースにコレがある、その因果関係無しに本作とだけ向き合ってもあまり意味が無いと思うから。聴きどころは『ピンカートン』のブループリントと言われている“Songs From The Black Hole”のセッションからセレクトされた3曲。そしてボワボワゴワゴワした残響と、リヴァースの無邪気な歌声のミスマッチが気持ち悪くて最高なビーチ・ボーイズ“ドント・ウォーリー・ベイビー”のカバー。(粉川しの)
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