初の日本語詞にして、地元のＪリーグ・チーム、名古屋グランパスエイトのオフィシャルソングにも決まったタイトル曲“DAYS”。ご当地イギリスでは、サッカー・アンセムとパンクの組み合わせというのはあまり例がないけど、今回のGLORY HILLのこのシングルを聴けば、このコラボレーションにも充分納得できる。過去、現在、未来をつなぐ一本の「旅路」を普遍的な言葉で綴り、それをポップで明快なメロディラインにのせた、それこそ「スタジアム級」とも言える楽曲に仕上がっているのだ。≪ひとつずつ答えを見出すことで　未来はまた輝きを放つよ≫――日本語詞になってもTAKUYAの書く歌詞にブレはない。もがき、悩み、逡巡しながらも、その先に待っている輝かしい「栄光」を、このバンドは常に高らかに、そして力強く歌い上げる。ライブハウスで、そしてスタジアムで、万人が拳を突き上げてシンガロングする光景が本当に目に浮かんでくるナンバーだ。

メンバー全員が上京し、いよいよ臨戦態勢は整った。頼れるストライカーの如く、GLORY HILLは、必ずキメてくれるだろう。（徳山弘基）