その意味で、ザ・ドラムスというバンドは世代闘争なのだと思う。ビートルズも、ストーンズも、ツェッペリンも、ボウイも、ニルヴァーナも、レディオヘッドも知ってしまった僕たちがロックに夢想する勝手な期待を鳴らすべく、この頭でっかちの4人の若者はギターを手にしたのだ。おそらく彼らのサウンドのネタ元について、いろんな人がいろんなことを言うだろうけど、そういうのはあんまり気にしなくてもいいんじゃないか。新しいのに誰もが一度は聴いたことがあるような必要最小限のロックが鳴っている。今月の来日も上手くないだろうが、新しいものを見せてくれる気がする。(古川琢也)
ドラムスだけに太鼓判
ザ・ドラムス『ザ・ドラムス』
2010年06月09日発売
2010年06月09日発売
ALBUM
その意味で、ザ・ドラムスというバンドは世代闘争なのだと思う。ビートルズも、ストーンズも、ツェッペリンも、ボウイも、ニルヴァーナも、レディオヘッドも知ってしまった僕たちがロックに夢想する勝手な期待を鳴らすべく、この頭でっかちの4人の若者はギターを手にしたのだ。おそらく彼らのサウンドのネタ元について、いろんな人がいろんなことを言うだろうけど、そういうのはあんまり気にしなくてもいいんじゃないか。新しいのに誰もが一度は聴いたことがあるような必要最小限のロックが鳴っている。今月の来日も上手くないだろうが、新しいものを見せてくれる気がする。(古川琢也)