聴かずにはいられない

雅-MIYAVI-『WHAT'S MY NAME?』
雅-MIYAVI- WHAT'S MY NAME?
あからさまに凄い。全篇がとんでもないエネルギーで溢れ返っている1枚。雅-MIYAVI-はギタリストなので、速弾きをしまくるアルバムを想像する人が多いのではないかと思うが、それは全くの間違いだと最初に言っておこう。「ギター」という彼の最大の武器を駆使して絶品のビートをパーカッシブに叩き出し、魂の赴くままに声と身体を響かせた生々しい音の記録、それがこの『WHAT'S MY NAME?』だ。そもそも、ギタリストによるアルバム云々以前に、本作は何にも似ていない。雅-MIYAVI-のギターとボーカル、BOBO(54-71)のドラムのみの一発録りによる全14曲は、ヒップホップ的でもあり、ジャズ的でもあり、ブルースでもあり、ソウルでもあり、ファンクでもある。しかし、いずれにせよハッキリ言えるのは、このヤバい刺激はロックそのものだということだ。ギター、歌、息遣い、発せられる音と言葉の全てが我々リスナーを鼓舞し、身も心も熱く揺さぶる。こういうエネルギーにこそ「ロック」という呼称がふさわしい。雅-MIYAVI-、すげえ! 聴き込めば聴き込むほどワクワクする。(田中大)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on