サムシング・フォー・オール・オブ・アスケヴィン・ドリューとともに、ブロークン・ソーシャル・シーンの創始メンバーであるブレンダン・カニングが、いよいよ初ソロ作をリリース。昨年のケヴィンのソロ・デビュー作に続き、『ブロークン・ソーシャル・シーン・プレゼンツ』シリーズの2作目となる。文字通りBBSの「顔」であり「声」であるケヴィンのソロ作と較べると、ブレンダンのこの作品は、初めてブレンダンが自我をクールにバーストさせているような、私たちが普段見ているのとは異なるブレンダン像が見えてきてとても興味深い。しかも、ディスコ風のナンバーや、先行シングル“ヒット・ザ・ウォール”のようなもろオルタナな手ざわりの曲もあり、リサ・ロブシンガーをリードVoに迎えた“アンティーク・ブル”などドリーミィ・エレクトロ・ポップもあり(もちろん他のメンバー達も参加してます)。収録されている11曲のどれもが、異なるフィーリングを宿していて、1曲ごとに別の世界へと連れて行ってくれる。DJもやれば映画にも出演、サントラも書き主夫(?)もやるらしいブレンダンのスマートでクールな生き様が映しこまれたような1枚だ。(羽鳥麻美)