昨年9月に初の全国流通盤『上京48日目』をリリース。地元・鹿児島から東京へと拠点を移し、バンド史上最長の全国ツアーを展開。各地のイヴェントへも積極的に出演するなど、この1年間で大きな変化を体験してきたボヤケルズ。そんな日々を経て完成された2ndミニアルバム『ビヨンド』は、彼らの魅力をさらにたくさんの人々に示すはずだ。フォークソングへの敬愛を感じさせる深い抒情性、瑞々しいサウンドを下地にしながらも、リスナーの心に強烈な印象を刻みつける楽曲の威力が本当に凄い。キャッチーなメロディ、美しいハーモニー、心温まる言葉で彩った歌を届けるスタイルは紛れもなく「ポップス」。しかし、その親しみやすさの狭間から無数の生々しい感情も滲ませ、どんな爆音のロックにも負けない強烈な刺激を突きつける。このような音楽性は一体どのような背景から生まれているのか? 新作についての話を訊きつつ、ボヤケルズの正体に迫る。

(インタヴュー:田中大、撮影:石井彩子)

提供:ARIGATO MUSIC

企画・制作:RO69編集部

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