DAIZAWA RECORDS 15周年! 新鋭3組集結の「代沢まつり」に向けて決起座談会開催!!(2)
自分がどんな感情を抱いたときも、それを曲にぶつけられる感覚があったんです。そういうレーベルがDAIZAWA RECORDSだと思って生きてきたので。(エンドウ)
――pollyの音楽は、どのように感じています?
エンドウ 「落ち着く」っていうようなことなんですかね。前作が出たときは全体を通して聴くのを繰り返してました。新しいミニアルバムも好きですね。「自分もこういうのやりたいな」って思ってるところがあるんだと思います。「やられたな」っていうのもありました。
越雲 僕も初めてPELICAN FANCLUBのライブを観たときに、「やられたなあ」っていうのを感じたよ。今も「早く活動休止とかしてくんないかなあ」って思ってるんですけど(笑)。
エンドウ でも、ステージから越雲を見ると、思いっきり歌ってくれてるんですよ。
越雲 CD、聴いてますから。同年代で、そういうバンドはなかなかいない。
エンドウ 愛がある(笑)。
越雲 ウソツキも対バンでライブをしたとき、「すごいなあ」って思って観てました。僕らもJ-POPですけど、ウソツキはまさにJ-POPとしての面を追求してるなと。
エンドウ 僕はウソツキをDAIZAWA RECORDSに入る前から観てましたけど、当時から思ってたのは「このバンドのメロディ、好きだな」ってことでしたね。
竹田 ありがとうございます(笑)。PELICAN FANCLUBは、「歌」と「バンドの演奏」っていうのが別々にあるんじゃなくて、「音楽」っていうのが全体で鳴ってる感じがするんです。「歌のほかに主役がある」というか。DAIZAWA RECORDSのテーマの「ギターが鳴っていて、うたが立っている」じゃないけど、まさにそういうバンドだなと。そして、pollyにもそういうものを感じます。
エンドウ まあ、僕はもともとDAIZAWA RECORDSに思い入れがあるので、憧れてた感じを引き継ぎたいというのは思ってます。
――エンドウさんが憧れてた、DAIZAWA RECORDSの魅力って?
エンドウ 「DAIZAWAだから好き」ってことでもなくて、いろいろ聴く中で「いいな」って思うものが、このレーベルから出てることが多かったんですよね。さっき竹田くんが言ってたように「歌のほかに主役がある」っていうところに惹かれてたんだと思います。どのバンドも、聴き終わったときに感じるエネルギーがすごくて。あと、「喜怒哀楽を全部ぶつけられるバンドがいっぱいいる」ってことも感じてました。自分がどんな感情を抱いたときも、それを曲にぶつけられる感覚があったんです。そういうレーベルがDAIZAWA RECORDSだと思って生きてきたので、「代沢まつり」に来てくれるお客さんにも、何かを伝えたいですよ。
――音楽が好きな人は、レーベルのファンになることもありますからね。
エンドウ ほんとそうですね。僕も最近だとキャプチャード・トラックスとか好きですし。4ADも好きでした。ロゴがプリントされたTシャツが欲しかったくらい。
竹田 レーベルって、そういう思い入れも生まれるわけだね。
エンドウ そうなんです。おい、越雲! 全然話に入ってこないな。
越雲 いや。いろいろ考えてんだなあと思って聞いてた(笑)。
――(笑)越雲さんの、DAIZAWA RECORDSへの思い入れは?
越雲 もともとはそんなに意識してたわけじゃないんですけど、竹田さんと同じように、知らないうちにこのレーベルのバンドをいっぱい聴いてました。「あっ、DAIZAWAだったんだ」ってなったのは、例えばTHE NOVEMBERS。彼らも宇都宮出身なんです。僕は地元のライブハウスで働いてたときに初めてライブを観て、「すげえ」って思ったのを覚えてます。
「ウソツキ、PELICAN FANCLUB、polly」って並ぶんじゃなくて、「polly」だけになって欲しいです(笑)(越雲)
僕も「PELICAN FANCLUB」だけがいい(エンドウ)
「ウソツキ(特別)」って書いて欲しい(竹田)
――みなさんが10代の頃、魅力的なロックバンドを追い求めたら、DAIZAWA RECORDSの音楽に触れないというのは、ほぼあり得なかったんじゃないですか?
エンドウ そうですね。レミオロメンもいましたし。僕、DAIZAWAで最初に聴いたのは、椿屋四重奏です。そこから、syrup16g、THE NOVEMBERS……ってどんどん広がって。だから竹田くんがさっき言ってた「シーン」って、まさにそういうことじゃない?
竹田 うん。今度の「代沢まつり」が、そういうことのきっかけになって欲しいんだよね。
エンドウ レーベルって、動画サイトに表示される関連動画みたいな感じもあるのかも。僕らが出る「代沢まつり」は、3バンドを全部知ってるお客さんばかりじゃないだろうけど、「あっ。こういうのがDAIZAWA RECORDSなんだ。そうそうこれこれ! こういうのが好きなんだ」ってなってもらえたら嬉しいです。
――魅力的なレーベルって、単に作品をリリースする会社ではなくて、好きな音楽性のイメージを象徴するキラキラした存在なんですよね。
エンドウ ほんとそうです。今って自分たちの音楽をインターネット配信することができますから、「レーベル」っていうものの存在の強さは昔よりは少なくなってるのかもしれないですけど、そういう魅力があるんですよ。
竹田 僕もDAIZAWA RECORDSのバンドに衝撃を受けましたからね。きのこ帝国のライブを観て、すごく悔しかったんですよ。調べたらDAIZAWA RECORDSのバンドであることを知って、「DAIZAWA RECORDSに所属したい!」って思いました。なぜなら、きのこ帝国と対バンして勝ちたかったから(笑)。
――なるほど(笑)。
竹田 きのこ帝国も、先輩のバンドたちと対バンして戦ってたんですよね。だから僕らもそれに負けたくないって思ってます。そして、DAIZAWA RECORDSは僕の感性にひっかかる「歌モノ」としての部分を持った人たちがいる場所なので、「このシーンを盛り上げたい!」って思ってます。「俺らが好きなのはこれなんだ!」って言いたい。それが今、PELICAN FANCLUBとpollyと一緒にやりたいことです。
――越雲さんは、ふたりの今の話を聞いて、どのようなことを感じます?
越雲 DAIZAWA RECORDSに対する想いは、竹田さんとエンドウのほうが僕より強いと思うんですけど、僕もDAIZAWAから出せてるのが嬉しいんですよ。だから、自分なりの愛を持って「代沢まつり」をやろうと思ってます。ウソツキとPELICAN FANCLUBのファンをこっちに引き寄せたいですね。ツイッターのプロフィール欄に好きなバンドを書く人がいるじゃないですか。「ウソツキ、PELICAN FANCLUB、polly」って並ぶんじゃなくて、「polly」だけになって欲しいです(笑)。
エンドウ 僕も「PELICAN FANCLUB」だけがいい。
竹田 プロフィールでバンド名を並べてもいいけど、「ウソツキ(特別)」って書いて欲しい。
エンドウ (特別)って、言うことが小さいな(笑)。まあ、僕らもエゴを出すならば自分たちだけを観て欲しいですけど、いろんなきっかけになったDAIZAWA RECORDSなので、「DAIZAWA」ってものを頭に置いてやりたいです。ステージで演者として自分たちがどう恩返しをすることができるか? それをやった上で、自分たちが評価されたら嬉しいです。
竹田 この3バンドの企画っていうのも初めてだし、楽しんで頂けるものにしたいです。そしてPELICAN FANCLUBやpollyとか、いろんないいバンドに出会わせてくれたのもDAIZAWA RECORDSなんですよね。だから「代沢まつり」が、僕がかっこいいなと感じてた時代を超えるようなものになったらいいなと思ってます。
ミュージックビデオ
リリース情報
『一生分のラブレター』ウソツキ
発売日:2016年7月13日(水)
品番:UKDZ-0170
価格:¥1,500+税
レーベル:DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT
収録曲:
1.一生分のラブレター
2.ボーイミーツガール
3.恋学者
4.地獄の感情無限ロード
5.ハッピーエンドは来なくていい
『OK BALLADE』PELICAN FANCLUB
発売日:2016年6月8日(水)
品番:UKDZ-0169
価格:¥2,000+税
レーベル:DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT
収録曲:
1. 記憶について
2. アンナとバーネット
3. for elite
4. Ophelia
5. M.U.T.E
6. 説明
7. youth
8. 今歌うこの声が
『哀余る』polly
発売日:2016年7月13日(水)
品番:UKDZ-0177
価格:¥1,800+税
レーベル:DAIZAWA RECORDS / UK.PROJECT
収録曲:
1.沈めてくれたら
2.Addict
3.ひとのよう
4.堕ちていく
5.哀余る
6.ふつうのせいかつ
7.言葉は風船
8.post
ライブ情報
2016年9月16日(金)栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2
OPEN 18:30 / START 19:00
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 (ドリンク代別)
2016年9月17日(土)宮城・LIVE HOUSE HOOK SENDAI
OPEN 17:30 / START 18:00
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 (ドリンク代別)
2016年9月22日(木・祝)大阪・LIVE SQUARE 2nd LINE
OPEN 17:30 / START 18:00
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 (ドリンク代別)
2016年9月23日(金)愛知・APOLLO BASE
OPEN 18:30 / START 19:00
前売 ¥2,500 / 当日 ¥3,000 (ドリンク代別)
2016年10月4日(火)東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500 (ドリンク代別)
ゲスト:きのこ帝国
提供:UKプロジェクト
企画・制作:RO69編集部