スコット & リバースはなぜこんなに自由で特別なのか? ふたりに訊く(2)
日本の音楽はすごくチャレンジしているし、プログレッシブだと思う。だから僕も、面白い音楽を作ろうって気持ちになる(リバース)
―― 『スコットとリバース』の時期から3年経って、改めて日本のロックシーン、J−POPについて感じることは?
リバース そうだね……日本の音楽は今すごく面白い。すごくチャレンジしているし、プログレッシブだと思う。だから僕も、もっと頑張ってみようって気持ちになる。もっと面白い音楽を作ろう、って。 ※今はフィーチャリングものとか、ゲストシンガーを迎える曲がずいぶん増えているから、僕たちも次のアルバムではやりたいと思ってる。1st(『スコットとリバース』)の時は全然そういうのがなかったからね。でもたぶん、次のCDには、カバーソングは入らないと思う。アルバムのタイトルも、今決めちゃっていいんじゃないかな? 決まっていれば、こういうインタビューでもタイトルを言えるし……。※ (スタッフに向かって)CDの名前は、何ですか?
スタッフ 次のCDの名前?
スコット なんか、今決めたいって。
―― (笑)。でも、今リバースさんがおっしゃったように、チャレンジングだったりプログレッシブだったりするJ-POPですけど、「こういうど真ん中の良さ、面白さってあるじゃん」っていうのを、スコット&リバースの音楽は教えてくれてる感じがあるんですよね。
スコット あるある。その良さはある。でも、昨日のライブでも、初めて同期のトラックと一緒にやって試したりもしてるし。日本の音楽の良さは忘れずに、新しいことを試してみてもいいんじゃないかな。
―― 昨日はスコットさんがラップパートを担当してましたね。
スコット 今考えたら、その同期に、PESさんのラップを入れておけばよかったね。
リバース Oh!(笑)。
スコット ……もっとごまかしたかった(笑)。
リバース ※でも君は最高のラッパーだと思うよ? っていうか、“はじける”もそういう曲だったよね。1stアルバムの。※
スコット ※ヒップホップっぽかったね。※
リバース ※そうそう。あれはすごく良かった。もうギターは置いて、マイクを手に取った方がいいんじゃない?※
スコット ※5秒間(ラップを)やるわけ?※
リバース ※うん! ついでに踊ってみてよ。※
スコット ……じゃあ、これから考えます(笑)。
日本の音楽、面白い。そう、シバ……隣の、芝生は、青い。(リバース)
―― 改めて考えると、スコット&リバースって、J-POP、特に日本のロックにとっては大事件だったわけですよ。日本のロックバンドって、基本的にウィーザーとかアリスターとかを聴いて育ってきてる人が多いし、むしろ「ウィーザーとかアリスターみたいになりたい」と思ってる人がたくさんいるわけですよ。でも、そのご本人たちが「いや、J-POPいいじゃん、面白いじゃん」って言ってくれるっていうのは衝撃だったし。今回のシングル2曲も、そういう楽しさがある曲だなあと思うんですけど?
スコット そうだったらいいな。
リバース 日本の音楽、面白い。そう、シバ……隣の、芝生は、青い。
―― (笑)。昨日のライブでも「光陰矢の如し」と仰っていましたが、諺みたいなフレーズはお好きなんですか?
リバース うん、たぶん(笑)。
―― ちなみに、アルバムの制作はどんな感じですか?
スコット 今は半分くらいまで……あと4~5曲? できれば、12月頃に出したいなって。
リバース 音楽と、英語の歌詞はできました。
スコット 僕待ち(笑)。日本語の歌詞ができるのを。
リバース ポケモン……。
スコット ポケモンGOやりながら、歌詞を待ってる(笑)。
―― では最後に、おふたりそれぞれが考える、今回の2曲の聴きどころは?
スコット ちょうど夏にリリースしてて、どっちの曲も夏っぽい感じで。そろそろ夏が終わるけど、関係なく、この曲を聴いて夏を感じられたらいいなって。
リバース ノリノリ、キャッチー、ギター、ラップ。全部あります。
―― アルバムも楽しみにしてますので。
スコット これからもよろしくお願いします。
リバース 妻は、毎日、RO69を読んでいます。
―― ありがとうございます(笑)。よろしくお伝えください。
リバース ずーっと読んでます、携帯でね(笑)。
ミュージックビデオ
リリース情報
『Doo Wop feat.キヨサク(MONGOL800)』
https://itunes.apple.com/jp/album/id1138223478?app=itunes&ls=1
『FUN IN THE SUN feat. PES(RIP SLYME)』
https://itunes.apple.com/jp/album/id1138223495?app=itunes&ls=1
SoundCloud
提供:ソニー・ミュージックジャパンインタナーショナル
企画・制作:RO69編集部