ノエル・ギャラガーやデーモン・アルバーンやポール・ウェラーからアークティック・モンキーズにジェイク・バグまで、世代を超えた多くのUKアーティストが愛用するフレッドペリー。古くはモッズ、さらにパンクやスカなど、かれこれ50年以上もブリティッシュ・ストリート・カルチャーには欠かせないウェアとして愛用されているブランドが企画する音楽イヴェントがSub-Sonic Liveである。フレッドペリーがUK本国で展開する音楽ポータルサイト”Subculture”のライヴ企画として、2007年に発足したこのイヴェントには、これまでポール・ウェラーやザ・スペシャルズ、エイミー・ワインハウスといったレジェンド級から、テンプルズ、キング・クルーエル、クリーン・バンディットなど、今後のUKシーンを担うだろう若手まで数々のアーティストが登場し、まさにフレッドペリーと音楽の切っても切り離せない関係の象徴として、ミュージック・シーンからもファッション・シーンからも熱く注目されている。そんなSub-Sonic Liveが昨年、日本に初上陸。東京スカパラダイスオーケストラがヘッドラインを務め、UKの3ピース・ロックンロールのリトル・バーリーやOKAMOTO’Sなどが加わったラインアップが大盛り上がりを見せた。
そんなSub-Sonic Liveの日本2回目の開催が早くも3月に東京と大阪で行われる! しかもヘッドライナーを務めるのは、なんとザ・シャーラタンズ! 2年前に脳腫瘍で亡くなったオリジナル・メンバーのジョン・ブルックスに捧げた、5年ぶりとなる通算12枚目となる傑作『モダン・ネイチャー』を引っさげての来日である。実はフレッドペリーが2015年の春夏に展開するコレクションは、ブリットポップを代表するミュージシャン達が愛したレトロスポーツスタイルにインスパイアされた"Britsports"。ザ・シャーラタンズはまさにそのスタイルと精神を体現しているバンドとして今回白羽の矢が立ったとのこと。しかもザ・シャーラタンズは本国のSub-Sonic Liveにも2012年に出演済みということで、まさに適任中の適任。東京公演にはシャムキャッツ、大阪公演には快速東京がそれぞれ出演し、イヴェントDJとしてCHABEも参加するSub-Sonic Live。絶対に見逃せないだろう。
Sub-Sonic Live 2012 @The Garage(London)The Charlatans
The Only One I Know
Tellin’ Stories
Oh! Vanity
North Country Boy
デビュー25周年!ザ・シャーラタンズの代表曲を振り返る!
The Only One I Know
ザ・シャーラタンズの存在を全世界に知らしめたのはデビュー作『サム・フレンドリー』のこの曲。マッドチェスター・ブームの真っ最中、ストーン・ローゼズの弟分のように紹介されていたザ・シャーラタンズだが、セカンド・シングルとなるこの曲で鳴り響くハモンド・サウンドにより、他とは違うトレードマーク・サウンドを確立。この曲、およびライヴを必ず締め括る同アルバムの“スプロストン・グリーン”はおそらく3月にも聴けるだろう。
Weirdo
ザ・シャーラタンズ史上、最強のダンス・トラックであり、ライヴのお約束ナンバー。あのイントロが鳴り響いた瞬間の歓声はいつも強烈。
Just When You’re Thinkin’ Things Over
ストーンズ・テイスト満載のピアノがたまらないセルフタイトルの傑作4枚目のキラー・シングル。わりとイメージ・ビデオ的なPVが多いザ・シャーラタンズだが、メンバー全員が全面的に”演技“しているこのビデオはかなり見応えのある逸品。ふだんはもっさりシャギーのティム・バージェスだが、オールバックもかなり決まっていてナイス。
One To Another
ザ・シャーラタンズのもっとも有名な曲と言っても過言ではない大傑作5枚目『テリング・ストーリーズ』の“ワン・トゥ・アナザー”。まさに時代を象るこのシングル、3月にやってもらわなければ困る。
Love Is The Key
ソウルフルなファルセット・ヴォイスで世界中のファンの度肝を抜いた7枚目『ワンダーランド』の“ラヴ・イズ・ザ・キー”。あらゆるジャンルの手法を取り入れながら25年間、進化をし続けたザ・シャーラタンズの挑戦的な姿勢を象徴する1曲。
Oh! Vanity
後期シャーラタンズの代表曲。マンチェスターの大先輩、ニュー・オーダーの影響を感じさせる10枚目『ユー・クロス・マイ・パス』はファンの間では根強い人気を誇る1枚。
Come Home Baby
ジョン・ブルックスの死を乗り越えて完成したザ・シャーラタンズの12枚目となる最新作『モダン・ネイチャー』。すでに本国UKでは「キャリア史上最高」というレビューも見かけるが、オルガン・サウンドとうねりのあるグルーヴが炸裂するアルバムはまさにファンが待ち望んでいたザ・シャーラタンズ。そして、この曲こそ、そんなアルバムを代表するキラー・シャーラタンズ・アンセム! 渋いイントロからのビルドアップ、そしてハモンド・サウンドとザ・シャーラタンズならではのうねるグルーヴが炸裂するコーラス部分を初めて聴いたときは思わず絶句した。そして、ゴスペル・コーラスで彩られたアウトロ。完璧です。
So Oh
この曲もまたザ・シャーラタンズの新機軸がうかがえる涙の1曲。『モダン・ネイチャー』のジャケットにも登場する黄昏のビーチで撮られたビデオは、悲劇を乗り越えたバンドの未来に向けてのささやかな意思表示に思えて感動的。色んな意味で、『モダン・ネイチャー』は素敵な1枚である。
オープニングアクト:シャムキャッツ(東京)、快速東京(大阪)
シャムキャッツ “AFTER HOURS”
シャムキャッツ “AFTER HOURS”
快速東京 “ライトニングスーパーフラッシュ”
快速東京 “ライトニングスーパーフラッシュ”
型破りなメロディとアレンジがたまらない独特にフリーキーな等身大ロック・バンドのシャムキャッツと、1分台の変則パンク・チューンを連発する快速東京もそれぞれ、Sub-Sonic Live 2015の東京公演と大阪公演に出演! 日本の“今”を体現した2バンドも見逃せない。
Subculture Films
DJとして、セックス・ピストルズやザ・クラッシュを影響したロンドン・パンク・ムーヴメントの立役者であり、監督として『ザ・パンク・ロック・ムービー』(78)、ザ・クラッシュの『ウエストウェイ・トゥ・ザ・ワールド』(00)、『パンク:アティテュード』(05)などの映画も手掛けているドン・レッツ。そんな彼が、テディボーイズやモッズ、さらにパンクからレイヴまで、イギリスで巻き起こった数々のサブカルチャー・ムーヴメントと、フレッドペリーの関係を描いた6部構成のドキュメンタリー。
http://www.fredperry.jp/subsoniclive/subculturefilms.php来日公演情報
FRED PERRY presents Sub-Sonic Live 2015
featuring THE CHARLATANS、シャムキャッツ(東京)、快速東京(大阪)、Gakuji “CHABE” Matsuda(DJ)
- ●東京
- 2015年3月19日(木)
- OPEN 18:00/START 19:00
- 会場:渋谷 Tsutaya O-EAST
- 料金(前売り):¥4,500(税込)※別途ドリンク代
- SMASH 03-3444-6751
- ●大阪
- 2015年3月25日(水)
- OPEN 18:00/START 19:00
- 会場:梅田 Club QUATTRO
- 料金(前売り):¥4,500(税込)※別途ドリンク代
- SMASH WEST 06-6535-5569
2月28日発売のロッキング・オン4月号にザ・シャーラタンズのティム・バージェスの最新インタヴューを掲載します!
提供:フレッドペリー
企画・制作:RO69編集部