ウォーペイントのテレサ、ビヨンセとリアーナ批判に「戦争を始めたいわけではない」

ウォーペイントのテレサ、ビヨンセとリアーナ批判に「戦争を始めたいわけではない」

今年1月に2枚目のアルバムとなる『ウォーペイント』をリリースしたウォーペイントだが、ヴォーカルのテレサ・ウェイマンは最近取り沙汰されているリアーナとビヨンセについての発言について、どちらのアーティストとも「戦争を起こすつもりなんかない」とオフィシャル・フェイスブックで表明している。

テレサはQ誌で取り上げられた自身のコメントに触れ、使われ方があまりにも極端で乱暴すぎるとして、不本意な形でしか伝わっていないことを問題にしている。このQ誌の記事でテレサはリアーナについて「尋常じゃない声を持ってるんだから、もっと繊細でアートに満ちたことだってできたはずなのに」と述べ、ビヨンセについては次のように語ったとされている。

「どんどんひどくなる一方だし。ビヨンセの前のアルバムの曲なんてどれもすべてビヨンセが尻の軽い女のように描かれているけど、そんなこと必要ないのよ。ビヨンセはゴージャスであれだけの才能にも恵まれてるんだから。でも、それがすべて女性解放の意味で受け取られたりするのよね」

こうした発言の引用についてテレサは次のように説明している。

「こういう発言の間にはものすごく長い会話のやりとりが実はあったわけで、それがこんなに極端で乱暴な形で使われているのを見ると本当に心が痛くなる。わたしたちはビヨンセもリアーナも心から大好きだし、憧れてるし、それだけになおさらわたしたちには難しい問題になるのよね」

「ジャーナリストがわたしたちのツアーバスにやってきて、音楽をやっている女性アーティストについてどう思うかって気軽に訊かれて、わたしたちはファンやユーザーとしてそれに答えたわけで、別にデモにも行くようなゴリゴリのフェミニストとして答えたわけじゃないのよね。あるいは、地位があったり、影響力のある人間として答えたわけでもないし。だから、わたしたちの方から戦争を始めようなんて思ってないから。ありえないし。わたしたちなんかじゃハエみたいにはたき潰されておしまいなだけだから」

「しかも、どの発言にもうぬぼれなんか全然ないんだから。別に自分のやったことを揉み消すつもりじゃないけど、でも、これは本当に納得がいかないの。ただ、言葉に不注意だったことは謝罪したい。ビヨンセとリアーナのファンのみんなにはすみませんでしたと言いたいし、自分だって大ファンなんだからと言いたいの。ほんとにわたしとこの口がいけなかったんだから」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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