11月12日に新作『ソニック・ハイウェイズ』をリリースするデイヴ・グロールだが、ワシントンDCのハードコア・シーンのドキュメンタリー作品の予告編に登場している。
ドキュメンタリーは『Salad Days: A Decade of Punk in Washington DC(1980-1990)』といい、12月にワシントンDCで公開される予定になっているが、ニューヨークで開催されるCBGB映画祭で10月11日に一部だけ公開されることにもなっている。バッド・ブレインズ、マイナー・スレット、ヴォイド、フガジなどといった伝説的なバンドを取り上げながら、1980年代のワシントンDCのパンク・シーンを振り返る内容となっていて、プレス・リリースでは次のように作品を紹介している。
「文脈的に言って、それ(1980年代のワシントンのパンク・シーン)は1990年代のオルタナティヴ・ミュージックの大爆発(とそれに続いた音楽産業の大活況)の先駆けとなったカルチャー面での大転換期を示すものだった。30年経った今も、DCシーンの元祖DIYパンク・スピリットは、若者が抱える先行き不安、コミュニティーの持つ影響力、そして信念と言うものが持つ強さを伝えるものになっている」
なお、ニルヴァーナに加入する前のデイヴはDCシーンで活動し、予告編では自分の憧れの存在だったフガジのイアン・マッケイやブラック・フラッグのヘンリー・ロリンズについて「会ってみると全然ふつーの人たちなのに、俺の人生変えたんだぜ!」と語っている。
作品の監督を務めているのはミュージシャン兼音楽評論家で、ハードコア・ファンジンのメトロジーンを主宰していることでも知られているスコット・クロフォードで、イアン・マッケイやヘンリー・ロリンズ、さらにサーストン・ムーアらのインタヴューも収録している。ワシントンDCでは12月20日にプレミエが行われ、その後の祝賀パーティがブラック・キャットというクラブで開催されることになっているが、この会場ではソウルサイドやモス・アイコンらの再結成ライヴが行われるという。
『Salad Days: A Decade of Punk in Washington DC(1980-1990)』の予告編はこちらから。
Salad Days Official Trailer from Scott Crawford on Vimeo.
なお、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号には、デイヴ・グロールの最新インタヴューが掲載されている。
『ロッキング・オン』11月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/110439
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