ノエル・ギャラガー、“Live Forever”を書いた瞬間を振り返る


ノエル・ギャラガーは、BBCレディオ4の番組「マスターテープス」に出演した際、ここ20年間で書き溜めた未発表曲が莫大に残っていると語った。

「1993年以来、書き溜めてきた曲が大量にあるんだ。俺は、何か決まったプロジェクトのために書き下ろすということは一度もしたことがないし、スタジオ入りする時は必ず、最低でも30曲は用意していく。最近も新作を完成させたばかりだけど、まだ30曲くらい残ってるんだ。以前なら、オアシスでアルバムを作る度に15、16曲書いていたところが、最終的には自分の書いた曲は5曲くらいしか採用されなくなっても、俺は相変わらず15曲、20曲は持ち込んでたんだよ。だから、あの頃からの曲が何十曲も残ってる。それこそ、アルバム何枚分にも上るような数だよ」

「ソングライターとしてどんどんと進化していくから、アルバムではせいぜい10曲くらい披露するのがやっとなんだ。それを考えると、さらにもっとたくさんの曲が未発表のまま取り残されるんだよね」

ノエルはさらに、“Live Forever”を書いたときは、まさにバンドに何かが降りてきた瞬間だったと振り返る。

「あの曲は、オアシスを永遠に変えたんだ。それまでの2年間、俺たちは、あるタイプのバンドで、俺は決まったタイプの曲ばかり書いていた。要するに、『野暮ったい』という言葉がぴったりだったんだろうな。ある晩、あの曲を書いて、翌日バンドの練習に持って行ったんだ。俺があの曲のファルセットの部分を歌った時、あのときのリアムの表情はこの先も一生忘れられないと思う」

(c) NME.COM / IPC Media 2014