ライド、21年ぶりのライヴをロンドンの100クラブで決行

ライド、21年ぶりのライヴをロンドンの100クラブで決行

再結成したライドは2月19日に21年ぶりとなるライヴをロンドンの100クラブで行った。

ライヴは世界の紛争被害地の児童を支援するウォー・チャイルドのチャリティ・ライヴ・シリーズ「パスポート・バック・トゥ・ザ・バーズ」の一環として行われたもので、アンディ・ベルとマーク・ガードナーの二人はアコースティックによる1時間のセットを披露し、ベースのスティーヴ・ケラルトとドラムのローレンス・コルバートは観客席からライヴを観ていたとか。

二人は"ライク・ア・デイドリーム"、"トウィステレラ"、"ポーラー・ベア"、"イン・ア・ディファレント・プレイス"などのナンバーを含んだセットを披露し、アンディは「この音楽をこれまでの20年間、生かし続けてくれてありがとう」とファンをねぎらい、マークは「エレキでやるのが待ち遠しいよ」と語ったという。

ライドは昨年11月に再結成を発表し、4月にコーチェラ・フェスティヴァルに出演してから5月にイギリス・ツアーに乗り出す予定になっているが、アンディは昨年の再結成発表の時点で「いや、すごい楽しくなると思うよ。ぼくたちはみんな今でも友達付き合いをしてるから、ずっとタイミングが合った時にやろうねって言ってたんだよ。で、今そのタイミングが来たんだよ」と語っていた。

その一方でマークは次のように語っている。

「ぼくたちが活動してた頃はみんなレコードをしっかり買ってくれたからね。その後、ずっとぼくたちも姿を消していたせいで、ぼくたちの音楽もニーズが上がってるんだよね……だから、みんなの聴きたがっているものをやるつもりだよ。わざわざ再結成して新作とかやったらただのバカだと思うけど、だからといって新しい音楽をやらないわけじゃないよ」

また、マークは「新作アルバムを作る予定はない」としながらも「もちろん、新しい曲を書くようなことはあるよ。リハーサルをやればそういう流れになるもんなんだから」と語っている。

ライドは1990年に『ノーホエア』でアルバム・デビューし、その後92年に『ゴーイング・ブランク・アゲイン』、94年に『カーニバル・オブ・ライト』、96年に『タランチュラ』をリリースし、その後解散したが、01年にベスト盤がリリースされた折りに、ドキュメンタリー製作のために一時的に再結成していた。アンディは99年にオアシスに参加し、その後もビーディ・アイのメンバーとして活動していたが、リアム・ギャラガーはビーディ・アイの解散を昨年10月に突如発表した。

セットリストは以下の通り。
'Polar Bear'
'In a Different Place'
'Like a Daydream'
'Twisterella'
'Tongue Tied'
'Chrome Waves'
'From Time to Time'
'Only Now'
'Paralysed'
'Dreams Burn Down'
'Taste'
'Vapour Trail'
'Drive Blind'
'Chelsea Girl'

100クラブでの"ヴェイパー・トレイル"はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=ET4B7ycGgiE

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