6年ぶりとなる新作『ロック・オア・バスト』を昨年12月にリリースし、5月からはロック・オア・バスト・ツアーに乗り出すAC/DCが、同新作収録のナンバー“Rock the Blues Away”のミュージック・ビデオの制作舞台裏映像を公開した。
映像はこちらから。
“Rock the Blues Away”のミュージック・ビデオはこちらから。
なお、ロック・オア・バスト・ツアーでは、ニュージーランドで警察に訴追されているドラムのフィル・ラッドの代役としてクリス・スレイドがツアーに加わることが明らかになっている。
クリスは今年2月に行われたグラミー賞授賞式のパフォーマンスでもドラムとして参加していて、その後バンドは「ロック・オア・バスト世界ツアーではクリス・スレイドがドラムを務めることになります」と正式に発表している。
フィルは覚醒剤と大麻の不法所持と殺害予告などの脅迫罪を警察に追及され、現在ニュージーランドから動けない状態になっていて、昨年10月に行われた新曲"プレイボール"のビデオの撮影にも駆けつけることが出来なくなっていた。フィルの今後の扱いについてはいずれ決定するとしかバンドはまだ明らかにしていない。
フィルは1983年に薬物とアルコール依存症がたたってバンドを一度去っているが、その後90年にバンドのドラムを担当したのが今回加入したクリスだった。クリスは同年リリースされた『レイザーズ・エッジ』とツアーにドラマーとしてAC/DCに参加したが、94年にフィルがレコーディングに復帰し、95年の『ボールブレイカー』からメンバーとしても復帰を果たしていた。クリスは今回の参加について次のように自身のフェイスブックで語っている。
「これはぼくにはものすごい機会だし、自分が大好きなバンドと一度ならず、二度も一緒に活動できることになったやつなんて滅多にいないからね! フェイスブックやいろんなソーシャル・メディアでこれまで個人的に受けてきた山のような励ましにとても感謝していますし、とっても謙虚な気持ちにもさせられます。みんなほんとにありがとう」
また、これまで参加を伏せてきたことを「すべて正当なわけがあってのことだった」とファンに対して詫びている。