EDMフェス関係者とゼッドのインタヴューでEDMを徹底検証
2015.08.05 19:14
毎年ベルギーで行われるEDMフェスTomorrowlandや、昨年に続き9月に開催されるウルトラ・ジャパン2015など、世界中でフェスティヴァルが開催され、ポップ・カルチャーとしての地位を確立したEDM。発売中の『ロッキング・オン』9月号には、EDMカルチャーを2つの角度から検証した記事が掲載されている。
一つは、90年代のレイヴ・カルチャーとEDMの比較論を軸にした検証テキストとなっており、エレクトリック・デイジー・カーニヴァルの主催者、パスクアーレ・ロテラや、デッドマウスを手掛けたモーション・グラフィック・デザイナーのドリュー・ベストなど、EDMムーヴメントを黎明期から支える関係者達が、どのように『レイヴ』という言葉やイメージから脱却し、「不思議の国」のような独自性に満ちたフェスティヴァルとEDMシーンを盛り上げてきたかを語っている。
もう一つは、3年ぶりのサマーソニック2015でのパフォーマンスを控えるゼッドが語る、「8つの掟」を軸としたインタヴューが掲載されている。
クラシック音楽をはじめ、様々な音楽の制作からキャリアをスタートさせたゼッドは、エレクトロニック・ミュージックとの出会いをこう語っている。
「興味を持つようになったきっかけは、ダフト・パンクの『ディスカバリー』だった。当時の僕は、ロックとメタルばかり聴いていたんだけど、それでも、あのアルバムには興味を惹かれる何かがあったんだよね」
「僕は自分のことをEDMアクトだとか、DJだとか思っていないんだ」と自身の立ち位置を説明したゼッドは、現在の音楽制作について次のようにも語っている。
「僕はただ、EDMの“M”、ミュージック、つまり音楽だけでありたいんだ」
フェスの詳細は以下の通り。
●フェス情報
SUMMER SONIC 2015
日程:2015年8月15日(土)・16日(日)
会場:QVCマリンフィールド&幕張メッセ、舞洲サマーソニック大阪特設会場
オフィシャル・サイト:http://www.summersonic.com/
『ロッキング・オン』9月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/128201