OKAMOTO'S、特濃の「ロック・オペラ」ツアー千秋楽!7年目で辿り着いた初のZeppレポ!

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2016年1月30日、OKAMOTO’Sによる全国ツアー「OKAMOTO’S TOUR 2015-2016 “LIVE WITH YOU”」の最終公演が、Zepp DiverCityにて行われた。RO69では、この模様をロングレポートにてお届けする。

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昨年はアルバム『OPERA』の他、シングル3枚というキャリア最多のリリースを誇ったOKAMOTO’S。それらを携え昨年11月1月の新宿LOFTからスタートした全国ツアー「OKAMOTO’S TOUR 2015-2016 “LIVE WITH YOU”」のファイナル公演が、初の会場となるZepp DiverCityで開催された。「今どきこんな濃ゆいロックで盛り上がれる場所はない」とオカモトショウ(Vo)が言うように、むせ返るような熱気に終始包まれたステージ。デビューから7年近くを経て円熟味を増した粋で濃厚なロックンロールが、艶やかに花開いていた。

ロック・オペラをテーマに1枚を通してひとつの物語を紡いだ『OPERA』。その世界を体現するように、アルバム冒頭に収録された“OVERTURE”のSEに合わせて登場すると、その後もアルバムの曲順通りに“Dance With You”“アップサイドダウン”“NOISE 90”を叩きつける。目立ったステージ装飾はなく、紺やモノトーンでまとめたメンバーの衣装も至ってシンプル。なのに、その音と歌声が放たれた瞬間、会場をゴージャスに染め上げてしまうパワーは何なのか。オカモトレイジ(Dr)のキレのあるビート上で、ハマ・オカモト(B)の歪んだベースラインとオカモトコウキ(G)の鋼鉄リフが絡み合い、オカモトショウの歌声によって肉感的にまとめ上げられたグルーヴが、オーディエンスのダンス熱を否応なしに引きずり出していく。“NOISE 90”の後には、アルバムにも参加しているノザキ君が車掌として登場! あまりの大歓声に、その後のMCでハマは「メンバーより歓声がデカいんですけど」と嫉妬まじりに告げていた。

その後は、“Beek”“まじないの唄”などの初期曲も散りばめながら、ブギーで享楽的なダンス空間を構築していく4人。ステージ中央で息を合わせながらのタイトなアンサンブルはもとより、この日は、痛烈なシャウトからドスの効いた低音までを自在に操るショウのソウルフルな歌唱がひときわ冴えていた。“うまくやれ”のブレイクでは、「1タイム! 2タイム! 8タイム!」とバンドとオーディエンスを指揮しながら一糸乱れぬクラップを誘引するシーンも。まさに1曲ごとにフロアとの結束力を高めながら伸びやかに高揚していくステージで、全編コウキがボーカルを務めた“ハーフムーン”も抜けの良いムードを生み出していた。

「昔から流行っている音楽が全然好きじゃなくて。コレだ!と思った音楽は、周りに聴いている人がいなくて。でも自分の信じるカッコいい音楽を作り続けたら、少しずつ前に進んで7年かけてZepp DiverCityにやってきたぜ!」――“まじないの唄”の曲中でそう告げていたショウ。その言葉通り、愛する音楽への確信と、それをひたむきに鍛え上げてきた自信によって、オカモトズの音楽はどんどん強靭になっているように感じる。「今回のアルバムではなかなか通じ合えない感情を音にした」とも言っていたけれど、その根底には音楽への至極まっすぐな情熱が宿っているからこそ、聴き手の本能を根底から揺さぶる原始的なロックンロールとしての輝きを年々色濃くしているのだろう。それを証明するように、“SEXY BODY”“Let’s GO! Hurry Up!”“Knock Knock Knock”“L.O.S.E.R”をノンストップで畳み掛けた終盤の演奏は、切実なほどのダイナミズムを湛えていた。そして、「これからも踊り続ける意志」を“Dance With Me”で示して本編終了。

アンコールでは、まずはコウキだけが登場して“ヤバコウキ”を披露。あまりの熱唱ぶりに途中で咳き込んでしまうという爆笑のステージでフロアを盛り上げた後は、メンバー4人で“JOY JOY JOY”“Beautiful Days”を奏でて大団円を迎えた。今年はライヴの1年にするということで、47都道府県を周るツアーを6月から開催することも発表。今後もオカモトズのロックンロールは極彩色の輝きを放ちながら高らかに鳴り響いていく。(齋藤美穂)

●セットリスト

SE. OVERTURE
01. Dance With You
02. アップサイドダウン
03. NOISE 90
04. TOMMY?
05. Beek~うまくやれ
06. ドアを叩けば
07. ハーフムーン
08. Kill Dreams
09. HEADHUNT
10. まじないの唄
11. SEXY BODY
12. Let’s Go! Hurry Up!
13. Knock Knock Knock
14. L.O.S.E.R
15. Dance With Me
(encore)
16. ヤバコウキ
17. JOY JOY JOY
18. Beautiful Days

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